ホワイトホースの交通事情

ホワイトホース在住の日本の方が、ホワイトホースで車を持っていると、持っていないよりも100倍楽しめる、と言っていた。それほどホワイトホースでは車が重要らしい。私は結局一度もバスには乗らなかったけれど、聞いた話によると、バスは6ルートで1時間に1本ずつしかないらしい。しかも日曜日はお休み。確かに車のない生活は不便そうだった。 続きを読む

日本人に大人気・カナダ人にはそうでもない?オーロラ鑑賞

日本人にとってホワイトホース観光と言ったらオーロラである。日本人の私としては不思議だけど、日本人以外のオーロラを目的としたホワイロホースへの観光客はそんなに多くない。というかオーロラ鑑賞に来るのは日本人ばかりである。道を歩けばオーロラツアーに参加している日本人のおばさま方に出会うし、カフェでコーヒーを飲んでいても隣の席から日本語が聞こえたりする。トロントで生活するよりもホワイトホースでの数日間の方が日本語を聞く機会が多かったように思う。 続きを読む

ホワイトホースで図書館巡り

旅先では図書館巡りを欠かさない私。図書館というと「無料で本を貸してくれる場所」と考える人も多いけれど、それだけではないと思う。図書館を見れば、その国や地域の文化の成熟度がわかるような気がする。世界の図書館を巡っていると時にぼろぼろの湿度管理が全くされていない(紙にダメージを与える湿度の管理は図書館の基本の基本である)公共図書館や私設図書館に出くわすこともある。 続きを読む

寒いのも悪くはない…かもしれない

寒い寒いと聞いていたホワイトホース。お天気がよく、ホワイトホースにしては寒くない、という気温に恵まれ、出来る限りの防寒対策をして出かけたことも手伝って、幸運にも寒さに困るということはなかった。

アウターはトロントで普段着ているマイナス30度まで耐えられるというダウンジャケットだったけれど、 続きを読む

徒歩でまわるダウンタウンホワイトホース

温かく適当なホワイトホースの続き・・・

気を取り直して、私と同じくネット難民で同室で暇そうにしていた人懐っこい韓国男子と一緒に街中へ。ホステルは同室の人のいびきに悩まされたりすることもあるけれど、こんなちょっとした出会いがあるから好きだ。

ホステルのオーナーさんおすすめのレストランでブランチ。ド田舎を想像していた私はおしゃれな空間にびっくり。 続きを読む

ホワイトホースまでの長い長い道のり

カルガリー発の飛行機が天候不良を理由に3時間半遅れてバンク―バーに到着すると知った時、私はラッキーかもしれない、と思った。バンクーバーから最終目的地のホワイトホース行きのエアカナダの飛行機は1日2便。午後の便に乗れなかった私は、自動的に夜の便に振り替えられるはずなので、バンクーバーでの滞在時間が長くなる。国内線なので、空港外へ出るのも時間はかからないはず。バンクーバーでの観光を楽しめると思ったのだ。

だが、バンクーバーに到着してカスタマーサービスカウンターで自分の置かれた状況を知り凍りついた。 続きを読む

ナイアガラの滝が凍る季節

最近、トロントは寒くない。トロントに来て3年目、寒さの基準が変わってきていることを強く感じる。1年目のトロントの冬にマイナス5度で騒いでいた自分が嘘のようだ。

人間は環境に順応するらしい。東京で生活をしていた時には、自分が「生き物」だということをなんだか忘れていたような気がするが、この環境に順調に馴染み始めている私の身体と、身近に自然のある環境にいると、やっぱり私は生き物、というか動物の一種なのだと実感する。 続きを読む

NYハイラインとの再会

もう遠い遠い昔の出来事に思えるのだけど、昨年末に「Nature is everywhere – we just need to learn to see it」というTEDTalksの翻訳に挑戦したのだった。TEDTalksが好きだったというのはもちろんだけど、当時、時間があったので何かやりたかったということ、履歴書に何か新しい記録を作りたかった(カナダではボランティア経験も書くことができる)、というちょっと不純な理由から翻訳することに決めた。 続きを読む

私とNYの最悪な出会い(2009)あとがき

NYと私の最悪な出会い(2009) 前篇後篇を書いて、色々な人から反応をもらって、旅における「安全」ってなんだろうかと今一度考えた。

「安全」に過ごすにはどうしたら良いかを考えるより、どうすれば「危険」をすばやく察知して回避できるのか、を考えることが旅では大切だと思っている。 続きを読む