日本人に大人気・カナダ人にはそうでもない?オーロラ鑑賞

日本人にとってホワイトホース観光と言ったらオーロラである。日本人の私としては不思議だけど、日本人以外のオーロラを目的としたホワイロホースへの観光客はそんなに多くない。というかオーロラ鑑賞に来るのは日本人ばかりである。道を歩けばオーロラツアーに参加している日本人のおばさま方に出会うし、カフェでコーヒーを飲んでいても隣の席から日本語が聞こえたりする。トロントで生活するよりもホワイトホースでの数日間の方が日本語を聞く機会が多かったように思う。

トロントでホワイトホースの話をすると、何があるところなの?と聞かれる。カナダ人の多くはわざわざオーロラをホワイトホースまで行ってみようとは思わないらしい。ちなみに、カナダではAuroraと言っても通じるが、一般的にはNorthern Lightsと呼ぶらしい。

そんな状況なので、オーロラ鑑賞の現地ツアーも日本人を対象とした日本語でのオーロラツアーがある。私がホワイトホースを訪れたのは、観光目的ではなかったので、オーロラを見る予定はなかったのだけど、せっかくホワイトホースまで来たことだし、ご縁があって日本人のオーロラツアーガイドさんにもお会いすることができたので、飛び入りでオーロラ鑑賞ツアーに参加した。

オーロラが見えるかどうかは運である。天気が悪い場合は見えないし、天気がよくてもオーロラが発生するとは限らない。だからツアーに参加したからといって必ず見えるというわけではないのである。オーロラ予報(どのくらいのオーロラが発生するかの予想)なるものがあるらしいが、それも当たったり当たらなかったりするらしい。結局、発生するかは誰にもわからないのである。

テントの中では焚火であり、マシュマロを焼いて食べたりできる。

私が参加したその夜は天気がよく、私の予定がないから、という軽い感じで参加した私がオーロラを見ることができたのは、とても運が良いことだったように思う。

プロの手助けもあって、美しいオーロラを写真に収めることができた。大満足である。しかし、肉眼でこれほど綺麗なオーロラが見えたのかというとそんなことはなかった。カメラのシャッターを25秒開けた方が肉眼で見るよりも綺麗なのだ。実際にはどう見えるのかというと、緑のもやもやっとしたスモッグが見える程度だったりする。

そのスモッグが現れたり消えたりを繰り返すので、出た瞬間に待機する小屋から飛び出して写真を撮る。その日はマイナス28度。なかなか寒い気温だったけど、温かい小屋で待機できるので、寒さはそんなに気にならない。

25 秒同じポーズでいるのはなかなか大変だったりする。

オーロラが見れた時はとても嬉しかったが、もっと鮮明に見られるものだと思っていたので、少し驚いた。とはいえ、オーロラが見られて大満足の夜だった。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です