美味しい珈琲は美味しいのだ、と改めて思った。それに最初に気が付いたのは前回の一時帰国の時だった。胃の弱い私が珈琲をミルクなしで飲むのは少し勇気が必要だったけれど、珈琲を頼んで何も入れずに飲んでみて良かったと思ったことを思い出した。

私が普段コーヒーを飲む時は、会社で眠くなった時とカフェで何か作業をしなくてはいけない時で、コーヒーがメインになることはない。だからカフェに行く時にはコーヒーの味ではなく、WiFiの速度はどうか、電源があるのか、長居しやすい環境か、などを重視してしまう。つまりコーヒーの味はあまり気にしない。それは気にしたとしても美味しい珈琲を飲める可能性が低いので期待することをやめているのだ。

そんな私だけれど、美味しい珈琲を飲みに唯一訪れる珈琲屋さんがある。清澄白河にあるsunday zooである。前回の帰国前にネット上で美味しいという口コミを見て、前回の一時帰国中に初めて訪問し、今日は2回目の訪問だった。

小さな珈琲スタンドと言った出で立ちでテーブルはなく椅子が6脚。金・土・日曜日のみオープンする夫婦で切り盛りされている珈琲屋さん。ご主人は元ANAに勤務されていた方で、リタイヤ後に趣味だった珈琲でお店を始められたらしい。

入口も手作りで控えめ

フレンドリーすぎず、でも会話を楽しめる奥野さんご夫婦。前回訪問した時には、どういう流れだったかご主人とFacebookで繋がらせていただき、それ以来ポストを拝見していたので、奥野さんはわからないが、私にとって今日の訪問ではあまりお久しぶりの感じはしなかった。そして2回目の訪問の今日も珈琲を味わいつつ、お話を楽しみつつ、楽しい時間を過ごすことができた。

バレンタイン仕様のカップ。ひとつずつハートを付けられたそう。

お客さんでにぎわいご夫婦が忙しくされている間は、私は珈琲を飲むことに専念していた。こんなにも珈琲を味わい、飲むことに集中したことはこれまでなかったように思う。私は口の中で変化する珈琲の味わいを楽しんだ。

長居させていただき珈琲を楽しんだ後に、駅に向かっている最中、とても自分の心が落ち着いていることに気が付いた。sunday zooという穏やかな空気が流れる店内でいただいた良い香りの珈琲が私をリラックスさせてくれていたのだと改めて感じた。

本日はブルンジをいただきました。

素敵な時間を過ごせたことに感謝をしつつ、また次回の一時帰国の際にはお邪魔しようと決めた。

珈琲が好きな方もそうでない方も、ぜひsunday zooへ。駅から少し離れているけれど、歩く価値のある珈琲が飲めます。おすすめ。

※この記事はただ私の好きな物を紹介しているだけのものです。安心してご来店ください 笑

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