校庭で豆まき!

わかったような気になっている日本のことって結構多いのだと思う。日本のことについて聞かれて初めて説明できない自分に気が付く。

ボランティアをしているトロント日本語学校で、先日豆まきをした。豆まきの前に先生から生徒へ豆まきの説明をしたのだが、その中で伝統的には年男が豆まきをすると説明していて、同じくボランティアをしているメンバーと、知らなかった!とびっくりしたのだった。と同時に、日本の伝統では男と女では役割が違うのだ、ということを改めて実感した。豆をまく役割は決して年女には回ってこないのだ。

豆まきについて学んだ後は、豆を入れるための箱を折り紙で作って校庭へ。みんなで楽しく豆まきをした。ただ鬼の絵に豆をまくだけなのに、みんなかなり楽しんでいた様子。豆を配る係だった私は人気者でした。

日本では男の先生が鬼のお面をかぶって鬼役をやったりするから、その方が楽しめるのでは、とボランティアの一人が言っていたけれど、先生と他の人たちによると、それはカナダではできない(親からクレームがくる可能性が高い)、とのことだった。カナダでは暴力とか人を傷つけるようなことは結構ご法度なのである。こんなところにも日本とカナダの違いが見えて興味深い。

赤鬼が人気でした

さて、この日本語学校のボランティアを経験する中で日本語について興味が出たので、先月から国際交流基金トロントが行っている「日本語教育入門研修」という全10回のものを受講している。日本語教育業界についての話や、自分が無意識に使っている日本語の構造を知ることは、私にとってとても興味深く楽しい。将来、日本語教師になるかどうかはまだわからないけれど、どこかで誰かの役に立てる日が来たら嬉しいと思う。

カナダに住んでみて、私は日本人なのだ、ということを強く実感するし、私は日本語が好きなのだと改めて思う。

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