名前とは「姓」「名」のどちらを指すのか、スタバで考えた

日本のスタバで初めてモバイルオーダーを利用した。理由は単純に、モバイルオーダー限定のドリンク「チャイ チョコレート フラペチーノ」が飲みたかったからである。

オーダーして最後に表示されたのはこの画面。

「ペルー*16」という意味がありそうで全くない文字列に困惑した。ゴルゴ13みたいでなんだか強そうである。ペルーがあるなら「カナダ*16」もあるのだろうか。意味もなく妄想してしまう。「ニックネームに変えてみませんか?」をすぐにクリックするが、「次回の注文時から変更可」とのことで今回の注文を受け取る時には「ペルー*16」として受け取らなければいけないらしい。

海外のスタバではWEB注文・カウンター注文かに関わらず、カップに必ず名前が書かれ、名前で呼ばれるため、「ペルー*16」という名前を付けられたような、なんだか変な気分になった。

アプリに準備ができました、と通知がきたので、恐る恐る注文の品を受け取りに行くとスタバのお兄さんが「ペルー*16」ですね、と笑顔で手渡してくれた。無事にピックアップできたが、なんだかもやっとした。

当たり前だがそのままプリントされている。

ニックネームはすでに変更済みなので、次回からは「ミキ」と書かれ呼ばれるはずだ。

このニックネーム、他の日本人は私のように下の名前を入れるのだろうか?それとも苗字を入れるのだろうか?以前、もう何年も前の話だが、オフィス街にある珍しく名前を聞くタリーズでは、名前を聞いたレジの人に「苗字」で返事をしている人がいた。この時、私は日本人にとって名前とは「苗字」のことなのだと驚いた記憶がある。私は何となく海外のように「下の名前」で答えるものだと思っていたからだ。

モバイルオーダーを皮切りに、日本のスタバでも名前を書く文化が根付くようになるのだろうか。同じようなオーダーが前後であることもあるので、名前を書く方が間違いがなく良いと私は思っているが、みんな苗字で答えたらどうなるのだろう。同じ苗字のグループ(家族・親戚)が来店したら混乱しそうだし、そもそも「下の名前」より「苗字」のバリエーションの方が少ないと思うので、もしかしたら今より混乱する可能性もある。

普段、苗字で呼ばれることが多い日本人は、名前に関する意識が海外の人とは違うのだ、ということを改めて考えつつ、色いろ要らぬ心配をしてしまった出来事だった。

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