1時間のタイムスリップ

11月3日は25時間だった。サマータイムつまりEDT(Eastern Daylight Time)が終わり、 EST(Eastern Standard Time)に戻ったので11月3日の深夜1時台が2回あったのだ。時間が変わることにトロントに来た時にはとても違和感を覚えたけれど、もう今ではそんなに混乱することもない。寝ている間に時間が変わるのでアナログの目覚まし時計は使わず、スマホのアラームをセットすれば、「いつもの時間」に起きることができる。(アナログの時計も寝る前に時間を変えれば良いのだが、なぜだか私はそれをする気になれない。)

私にとって年に2回行われるこの時間調整の日は、自分を見直す良い機会になっている。私がこの時に考えることは2017年にこのブログで書いた通りだ。

一言でいえば、絶対的だと信じていた時間さえも絶対的ではないのだと知って、精神的な自由を手にした、とでも言おうか。

私たちが生きるこの世界には、絶対的だと思われるルールや「こうあるべき」とか「こうしなくてはいけない」ということで溢れているけれど、実はそんなことはほとんど存在しないのだと思う。誰かの決めたルールに従うのではなく、自分の気持ちに従って行動しても良いのではないか。

カナダでの生活が長くなるにつれて、周りからの「こうあるべき」に飲み込まれてしまいそうになることが増えてきたが、「こうあるべき」という誰かの指標ではなく、自分が「どうしたいのか」を大切にして生活したいと改めて思うのだった。

先週は色いろなことが一気に起きて「こうあるべき」に振り回され落ち着かない一週間だった。今週はしっかり落ち着いて自分を取り戻したい。

Pickled Caesarという名前のカクテル。クラマト(トマトジュースにはまぐりエキスが入ったもの(メキシコの飲み物らしい))にウォッカとステーキスパイス(ステーキ用スパイス)。トッピングにサラミ、茹で卵、ピクルス、ライム、という奇想天外なもの。でも意外と美味しい。

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