今回は初めて南アフリカ航空を利用した。トロントからロンドンまではエアカナダとの共同運航で、ロンドンからヨハネスブルグ、ヨハネスブルグからケープタウンは完全な南アフリカ航空のオペレーションだった。
偏見だと思われるかもしれないが、南アフリカ航空を利用するには少し不安があった。同じアフリカの航空会社であるエチオピア航空が墜落事故を起こしたばかりの時にチケットを探していたからというのもあるかもしれない。少し迷ったが、フライトスケジュールと料金に惹かれて南アフリカ航空に決めた。Airline Ratings 2019でも最高レートの7だったことも私を少し安心させた。
結果的に南アフリカ航空を選んでよかったと思う。事故がなかったのはもちろんだけど、食事とお酒が美味しかったのだ。私は機内食に詳しいとは言えないけれど、エアカナダよりはずっと良かったように思う。
せっかくなので機内食を紹介したい。
ロンドンからヨハネスブルグでの食事。
牛肉の煮込み、とこれだけ聞くと何味なのか想像できないので選ぶか迷ったが、隣の席のモザンビーク人のお姉さんがおすすめしてくれたのでこれを選ぶことにした。なかなか美味しい。そして南アフリカのワインと一緒にチーズをいただけるのが良い。
これは朝食。南アフリカではソーセージが良く食べられると聞いていたので、ソーセージが出てきて納得。オムレツの中にはチーズが入っている。
ヨハネスブルグからケープタウンに行く機内での朝食。ひとつ前の朝食とは違う種類のソーセージだった。2時間のフライトなのでシンプルな朝食である。
帰りのヨハネスブルグからロンドンへ移動する機内の軽食。ローストビーフサンド。肉厚のローストビーフが挟まっていてなかなか美味しい。
メインの食事には行きの機内で食べた牛肉の煮込みが美味しかったので帰りもまた牛肉の煮込みを選ぶ。今回の付け合わせはマッシュポテトである。スパークリングウォーターは南アフリカの水でコカ・コーラ社の商品。ケープタウンのいたるところで売っていた。スパークリングではないただの水バージョンもある。
CAさんと隣の席のロンドン在住ジンバブエ人のおばさんに煽られアルコールをいただく。象の絵が書いてあるAMARULAは南アフリカのリキュール。甘い。カルーアミルクを思い出す味。おすすめの飲み方はロックだというので迷わずロックで。その他にはウイスキーでハイボールを。
南アフリカ料理にはほとんどなじみがなかったけれど、日本人の好きな味で満足。ワインも赤と白2種類ずつから選べるし、ローカルビールもローカルリキュールも飲み放題だし、周りがたくさん飲んでいるので、気にすることなくどんどんリクエストできる。
残りのフライト時間を確認しながらアルコールを摂取して、一応酔いを冷ましてからトロントに帰国。
トロントに到着して一安心。帰国して安心したが、南アフリカの3倍くらい値段のするUberに乗って空港から家まで帰宅するのかと思うと、少し南アフリカが恋しくなるのだった。