事実を知ることの大切さ

翻訳をさせていただいた「政治家の主張をファクトチェックする10のステップ」が国際ファクトチエックデーに合わせて公開された。久しぶりに翻訳をしたが、英語だと何となく意味はわかるのだけど、日本語では何て言ったら良いのかよくわからないとか、なんとか訳してみたはいいけれど日本語として違和感がある、といったことが多々あって、予想以上に時間がかかり大変だった。提出後にチェックと修正をしていただいたことで、自分の日本語の語彙力と文章力の無さに少し自分にがっかりしたが、色いろな気付きがあった。この機会をいただいたFactCheck Initiative Japan (FIJ)には感謝しかない。

さて、FIJはその名の通りファクトチェックの普及を促進するNPO法人で、私もカナダから細々と関わらせていただいている。発信者が意図しているかどうかに関わらず様ざまな偽情報で溢れるこの世の中で、FIJはとても意味のある活動をしていると思っているので、関わることができていて嬉しい。

私が日本に住んでいた時なので5年前くらいだろうか、まだ「フェイクニュース」なんて言葉を知らなかった時、身近な人に「その情報は正しいのだろうか?その根拠は?」と尋ねたら、「メディアから発信された情報を疑うなんておかしいし、いちいち情報を疑いながら生きていて幸せなの?」と軽蔑されたように言われてショックを受けた経験がある。

最近ではトランプ大統領のおかげ?で「フェイクニュース」という言葉が拡がると同時に、世の中に出回っている情報は事実でないことが含まれている可能性がある、ということが少しずつ周知されているように感じられて少し安心している。

でも偽情報が政治や日々の生活に影響を及ぼす可能性があるにも関わらず、日本は欧米に比べてファクトチェックをする文化があまりないので、これからファクトチェックを行う文化が日本にも根付くことを期待しているし、そうでないと困ると思っている。

事実に基づいた正しい情報を入手し、その情報をもとに自分自身で考えることが大切で、そのことが最終的に幸せにつながるのだと今なら言える。ファクトチェック、事実を知ることの重要性を多くの人に知ってもらいたい。そんなことを考えた4月2日の国際ファクトチェックデーだった。

自分に不都合な情報はフェイクニュースだと攻撃し、自分はフェイクニュースを発信してしまうトランプ大統領さま

注)ファクトチェックは情報が事実に基づいているかについてのチェックであって、誰かの意見が正しいか正しくないか、などについてチェックするものではありません。

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