保険証のある生活

やっと無保険から脱した。無保険期間中になにもなくてよかった、とほっと肩をなでおろす。

オンタリオ州には州の健康保険プログラムがある。OHIP(Ontario Health Insurance Program)である。ワーキングホリデーや留学生はこれに加入することができないので自分で保険に加入する必要があるけれど(Collegeでは授業料と同時に保険料も自動徴収され加入させられていた)、カナダ人や永住権保持者、働いているほとんどの人はOHIPに加入している。加入すると医療費は無料(薬代や歯科代は除く)になる。

仕事を始めて3ヵ月後から申請できると聞いていたので、さっそく3ヵ月を過ぎたころから申請を試みたのだが、なかなかうまくいかなかった。実にService Ontarioに4回も足を運んだ。

オフィスに人が溢れていて断念したり、HPに載っている書類をそろえて行ったのにそれでは不十分だと言われたり、訪問したオフィスでは対応できないと言われ他のオフィスを案内されたり…。途中で会社のマネージャーの長期休暇も重なり書類をそろえてもらえなかったりして時間は過ぎていった。

最終的には取得できたのだけど、申請が受理された日もまた「トロントらしい」やり取りが発生した。決して日本ではないやりとりだ。

まず、受付で書類のチェックをしてもらい、番号札をもらう。私は夏に引っ越しをしていたので、運転免許証と保険証の住所が違うのはよくないので、両方とも新しい住所で登録したいのだと告げた。すると受付のおばちゃんは、住所を証明する書類がないといけないのだと言う。私の会社は住所が書いてある給与明細がメールで届くので、その書類をスマホ越しに見せた。するとおばちゃん曰く、紙でないといけないという。今、紙の書類はないけどどうしたらいいか、と聞くと、「待合室にパソコンとプリンターがあるから印刷したら?でも印刷できる時とできない時があるけどね!トライしてみる!?」と言う。適当過ぎて笑えたが、もちろんトライするよ!と答えて印刷を試みた。だがしかし、私が使った時は「印刷できない時」だったらしく20分くらい粘ったが印刷されなかった。

おばちゃんのところに戻って、「印刷できない時」だったみたい、と告げると近くの印刷ショップを教えてくれた。だがしかしその時は年末。近くにある3件はすべてしまっていた。半泣きでおばちゃんのところに戻ると、オフィサーによっては紙がなくても住所変更してくれることもあるからトライしてみる!?とまたまた聞いてきた。

適当さに呆れつつ、もちろんここもトライする。

案の定、オフィサーに紙の書類を求められたが、必死に印刷できなかったことを説明すると、なんと「ならいいわ」と何事もなく私のスマホを見ながら住所変更を受け付けてくれた。もう拍子抜けである。その後は何事もなく写真を撮り、正式なカードが届くまでの紙の保険証を受け取った。

カナダではどのオフィサーが処理するかでビザの有効期限が違ったり、申請処理が遅かったりするという話を頻繁に聞くけれど、きっとこんな感じなのだろうと思った。

なにはともあれ保険証の申請が通ってよかった。無保険を脱したのでアイススケートに行こうと思う。これで安心して転べる。

Nathan Phillips Squareのアイススケートリンク

後日、2週間半ほど経って保険証が郵送されてきた。写真が2ヶ所にあったり、ざらざらしているなど複製防止策が厳重である。私はこれからこれをもって病院に行くことになる、がそうならないように健康に気を付けようと思う。

サインはいつも漢字で。絶対に複製されない気がする。

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