老人ホームカジノ

〜年末にモントリオールに行った時のはなし〜

モントリオールのカジノを滞在1時間未満で退出した。ダウンタウンでやることがなかったからわざわざUberに乗りカジノまでお金をかけて来たというのに、である。

私はもともとプレーするつもりはなく、友人を見守りもし友人が儲けたら夕食奢ってもらえるかな、なんて考えていたくらいなのでそれほどがっかりすることもなかったが、友人はたいそう残念がっていた。カジノをする気分ではなくなってしまったらしい。でもなんだかその気持ちもわかるような気がした。友人は「これじゃ老人ホームじゃないか!」と言っていたが、本当にカジノに若者がいなかったのである。金曜日の夕方だというのにどうしたことだろう。カジノはすでに定年退職したと思われる人たちで埋め尽くされていた。

友人はラスベガスのカジノが好きらしく、ラスベガスのカジノがいかに活気があり楽しいのかを説明してくれた。私もマカオとナイアガラのカジノへ行ったことがあるが、もっと若者がいて活気があった。それを考えるとやはりモントリオールの平均年齢はとてつもなく高い。

ちなみに私はいつものことではあるが、18歳未満に思われ入口で声をかけられた。フランス語で話しかけられたので気が付かず通過したら後ろから追いかけてきた。運転免許証を見せたら無事に入ることができた。

建物は1967年のモントリオール万国博覧会の時に建設され、その後カジノに転用されたもので結構広い。2013年に改修したらしく綺麗でなかなか素敵な内装だった。2003年7月からカジノにも関わらず館内は禁煙に。カジノのイメージとはかけ離れた、とても健全なカジノである。

全体的にキラキラ

館内にはかわいいバーがあり、クリスマス前だったのでもちろんツリーもあった。

アリスかな

大きな大きなツリー

結局、すべての階を周って後にすることに。広い駐車場の端っこにUberの乗り場が。万博用に作られた人工島、ノートルダム島は冬の寒い日なこともあってか少し寂しげ。そこにカジノが金光と光り輝いていた。

小雨と靄で一帯が光り輝く

何もない。モントリオールじゃないみたい。

ノートルダム島で一番有名らしいのはCircuit Gilles Villeneuve(サーキット場)のようで、検索すると一番先に表示される。やはり夏に活気のある島のようだった。今度来るとしたら夏かな。とそんなことを思いながら後にした。

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