11月の職場クリスマスディナー

ハロウィンが終わったと思ったらクリスマスシーズンの始まりである。これは日本でもカナダでも変わらないことのような気がする。

カフェに行けばクリスマスの歌が流れているし、ビルのエントランスにはクリスマスツリーがそびえ立ち、住宅街にはライトアップされた家々が並ぶ。無意識のうちにクリスマスを意識するようになる。

そんなまだ11月の間に、会社のクリスマスディナーが開催された。会社は冬が閑散期なのでそれほど忙しくない。その間に皆バケーションを取るのでその前に皆でクリスマスディナーと言う名のお食事会をしましょう、ということらしい。

もちろん食事費用は全額会社負担だ。そもそもマネージャーが言うには、毎月レクリエーション費用というものが会社から支給されていたらしいが、それを今まで使っていなかったので、少し豪華なクリスマスディナーができるということだった。

しかも当日は勤務時間を1時間短縮させて、NYとLAオフィスの人に仕事をほっぽり出しての開催だ。これがカナダのスタンダードなのかはわからないけれど(うちの適当で大胆なマネージャーだからこそな気がしないでもない)、日本との違いに驚いた。

お店は高級店とまではいかないものの、少しいいお店。何を頼んでも良いと言われたので、遠慮なくステーキを頼む。

焼き加減もちょうどよく、美味しくいただきました

大好きピニャコラーダ

職場のなんてことないお食事会だけど、日本の会社の飲み会と違うのは、会話の内容にあると思う。日本の会社員はあまり家族のことを話さないこともあってか、飲み会の話題と言ったら仕事のことが多いけれど、今回の食事会の話題は家族のことなどのプライベートのみだった。まぁトロントオフィスの食事会だったので、他の部署の人もいて、仕事の話をしたくてもあまりできないということもあったのかもしれないけれど。

私は日本で会社員をしていた時には、自分のプライベートを話すことは全くしなかったし、聞かれてもはぐらかして答えなかった。だから職場の人から休日に何をしているのか全然想像できない、なんて言われたりしていた。でもそんな私も今はプライベートな話を会社の同僚としている。この違いは、皆プライベートのことについて話すので、自分だけ話さないのは不自然だということと、プライベートについて話した時にあまりネガティブな反応をされない、干渉されない、いじられない、ネタにされない、という安心感があるからだと思う。

そもそも日本での私は、お酒を飲めないことにしていたし、飲み会に誘われたとしても基本的に行かなかったし、飲み会が嫌いな人だと思われるように振る舞っていた。

それを考えると職場での私はかなり変わったように思うし、私を変えてくれた同僚には感謝したいと思っている。

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