カナダ料理ってなに?という質問をされると結構困ってしまう。カナダは移民国家なので、あまりコレと言ったものがない。日本人なら「和食」があるが、カナダではインド系はインド料理を日常的に食べるだろうし、イタリア系であればイタリア料理を食べるだろうし、人それぞれである。
あえて言えば、カナダの食べ物は「プティーン(poutine)」と「ビーバーテイル(beaver tail)」だろうか。ただし、プティーンはケベック生まれ、ビーバーテイルはオタワ生まれである。つまりトロント生まれではないし、2つともカロリーがとんでもなく高いので、私は今まで食べたことがなかったし、実はあまり食べたいとも思わなかった。
しかしみんなに食べたことがないと言うととても驚かれるので、カナダに来て2年5ヶ月目の今月、やっと食べに行ってきた。
まずプティーン。プティーンとはフライドポテトにグレイビーソースとチーズがかかったものである。
友人からSmoke’s Poutinerieをおすすめされたので、迷わずそちらへ。このお店はプティーンの専門店で、カナダ全土とアメリカにもお店があるらしい。
色いろなトッピングのプティーンがあったけれど、Montreal smoked meatがトッピングされている店舗限定のものをオーダーしてみる。私はMontreal smoked meatが大好きなので、メニューにあるとほぼ必ずこれをオーダーしてしまうのだ。
出てきたのはこちら。
混ぜるとこんな感じに。
いかにも高カロリーな感じ。友人と2人で1つオーダーでちょうど良かったね、と食べながら話す。でも美味しい。近々他のトッピングも試してしまう予感。でもカロリーが高いので食べすぎには注意が必要である。
聞いた話によると、カナダの人はお酒を飲んだ後にプティーンを食べたりするらしい。日本人のラーメンみたいな感覚だろうか。なるほど、トロントなのに深夜3時まで開いてる店舗もある。
先週末にはプティーンフェスティバルというものが開催されていたらしい。私は行かなかったが、プティーンの人気が伺える。
次はビーバーテイルである。これは薄べったい揚げパンにトッピングがされているもの。名前の由来はビーバーのしっぽの形に似ているからなのだそう。
ビーバーテイルはビーバーテイルズというお店が発祥なので、迷わずそのお店へ。オタワから始まったが、トロントはもちろん、色いろな国にある。なんと東京の自由が丘にもお店があるらしい。メニューはこんな感じ。こちらも2人で1つオーダーすることにした。カロリーがものすごいことになっている。
そして、このメニューの下に書かれた文章に笑う。
Adults and youth (age 13 and older) need an average of 2,000 calories a day, and children (age 4-12) need an average of 1,500 calories a day. However individual needs vary.
お店ではカウンターの中で生地を伸ばして揚げるところを見ることができる。
頼んだのはこちら、No.9 killaloe sunrise (cinnamon, sugar & lemon) cals 390。
想像していたより甘くはなかったけど、お砂糖を食べているようだった。周りを見渡すとbanana chocolate (cals 470)を頼んでいた人が多かったようだ。見た感じものすごく甘そうだった。
日本のサイトを見てみると、日本の店舗にはカナダにあるメニューの他に、カレーなどのお食事メニューもあるようだった。確かにこのカナダにあるメニューだけで日本でやっていくのは少し難しい気がするので納得。
日本でカナダを感じてみるのもおすすめ。カナダで直接これを食べてみたい人はぜひカナダへ。お待ちしています。
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