私のDNAはどこから?

DNAサンプルを送り待つことおよそ1ヶ月半。ついに私のDNAの民族構成が判明した。

日本人98.3%、中央アメリカ人1.7%。

早速旅行の候補先に中央アメリカを追加!

私の祖先は私の知る限り全員日本生まれ日本育ちの日本人なので、それほど驚く結果ではなかったけれど、一度も足を踏み入れたことのない中央アメリカのDNAを私が持っていると知って、馴染みのなかった中央アメリカが急に身近な場所に感じられるようになった。なんて単純。でも中央アメリカのDNAがなければ今の私はないのだ、ということを考えると不思議だし、祖先に感謝の気持ちが沸いてくる。改めて世界史を学んでみたい気持ちにもなった。

このMyHeritage DNAというサービスはアメリカの企業が提供している。自分のDNAをチェックした後には、DNAの一部が一致した他の利用者を紹介してくれるサービスもある。

私が表示されたのは10人。

3.3%一致 …1人

0.4%一致 …1人

0.2%一致 …5人

0.1%一致 …3人

これは3.3%一致の人のもの。全部で22のDNAがあるが、その中の11で共通点が見つかった。

日本人98%の私と繋がりがあると表示されるのは、名前から推測するに日系人もしくは海外在住の日本人のようだ。アメリカ本土、ハワイ、ドイツに住んでいる。意外と日本と中央アメリカ在住の親戚はいなかった。日本と中央アメリカではサンプル数が少ないのかもしれない。このサービスが日本で有名になれば、日本国内の親戚も見つかりそうな気がする。

DNAが一致した人にメッセージを送れる機能もあるので、3.3%一致の方に早速送ってみようと思う。しかも彼女は現在ワシントン在住の様子。トロントから近いので、もしかしたらお会いできるかもしれない。共通のDNAを持った人と会う。なんてロマンのあることだろう!考えただけでもわくわくする。

以前アメリカのニュースで、白人で黒人差別主義者のDNAを調べたらアフリカにルーツがあったことが確認され、本人はその結果を知ってショックを受けているという映像を見たことがある。その後、その差別主義者の男性は差別するのをやめたのかどうかはわからないけれど、DNAを知ったことでもしかしたらその行動や考え方が変わった可能性がある。

差別がまだまだ蔓延しているこの世界では、自分のルーツを知ることで他者に対して、他の民族に対して今よりも優しくなれる可能性がある気がする。色いろなルーツを持った先祖から今の自分ができていると想像することは大して難しくないが、DNAといった客観的?な証拠を得ることは想像以上にインパクトを与えてくれる。

ネットで検索すると色いろな人の検査結果を確認することができるが、その多くは色いろな大陸の色いろな民族のDNAが混じっている。私のように98%同じ国なんてことはかなり珍しいことなのだ。自分のDNAを通して日本の特殊性について再確認した。

興味のある人はチェックしてみてはどうでしょう?きっと世界との繋がりを実感することができるはず。

 

MyHeritage DNA ー兄弟でやるとほぼ同じ結果が出るなど、結構信頼できそうな結果が出るという噂。日本からでも検査できます。

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