トロントで感じる日本の春

ここのところ、日本らしいことをトロントでしている。味噌作りのワークショップに参加してみたり、日本語学校でひな祭りについて生徒に教えたり、オンタリオ州日本語スピーチコンテストを見学したり、日系文化会館の春祭りに参加してみたり。

探せば色いろと日本にまつわることがここトロントでもできる。トロントで日本に関係することができるのは日本人として嬉しいし、日本の文化を友人たちに紹介する良い機会になっている。

トロントでは普通に味噌をスーパーで購入することができる。赤みそから白みそまで種類も豊富で色いろある。でも味噌を自分で仕込むことができたら、私は世界のどんな場所でも生きていけるような気がしたので参加を決めた。

味噌作りは、拍子抜けするほど簡単だった。これは日本人講師が簡単な仕込み方を教えてくれた、というのも理由の一つだと思うけど、シンプルだからこそ伝統食になり得たのだと思うし、本物の味噌なのではないかと思った。面倒なことは続かないし、恐らく継承されない。

講師の方は普段から色いろな種類の味噌を仕込んでいるようで、味噌を使った料理と一緒に色いろな味噌を味見させていただいて大満足。

味噌は仕込みから一カ月後くらいから食べられるらしい。一カ月後まであと一週間。今から待ち遠しい!

こんなに美味しい味噌汁は久しぶり

ボランティアをしているトロント日本語学校ではひな祭りについて学んだ後、生徒と一緒にお雛様を折った。髪がブロンドヘアなのはトロントだからだろうか?日本人の私と感覚が違って面白い。

オンタリオ州日本語スピーチコンテスト。レベルの高さにびっくり。みんな流暢にスピーチしていた。母国語以外でスピーチで笑いを取るのはなかなか難しいはずだけど、多くの学生がやってのける。もちろん全部暗記。トロントで真剣に日本語を学んでいる姿を見て、私も英語をがんばらないと、と心の底から思った。私もまだまだがんばれる。それにしても最優秀賞が日本への往復航空券なんてうらやましい。私も航空券ほしい。

審査待ちの一コマ。杖道の演武。

JCCC(Japanese Canadian Cultural Center)の恒例の春祭り。お雛様を見、落語を聞き笑い(なんと落語家の方は東京からいらしたとのこと)、太鼓パフォーマンスを楽しみ、友人に日本文化を紹介できた。

入口でひな人形がお出迎え

落語家の柳家 東三楼さん。日本語がわからない人のために英語字幕もある。

JCCCには日系移民の歴史を説明したちょっとした博物館スペースもあるので、お祭りではない時に訪問しても楽しいと思う。

友人と爆笑した最近の移住者についての説明

日本はもう春だが、トロントの春はまだ来ない。天気予報によれば今日の最高気温は7度と温かいけれど、最低気温はマイナス10度。気を抜いていると、夜に凍えてしまう。

はやくこいこいトロントの春。

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