レズビアンという「普通」の愛のかたち

スタバの隣の席で
トロント大学(日本でいう東大)の学生たちが
テスト勉強をしていた。

それはよくある光景である。
トロントではカフェに何時間いても
食べ物や飲み物を持ちこんでも
怒られることはないので
テスト前には学生で溢れる。

しばらくすると
その中のカップルがいちゃいちゃし始めた。
公の場でいちゃいちゃしているカップルに出くわすと
未だに少しびっくりしてしまう私だけど、
今回はそれだけではなかった。
いわゆるレズビアンカップルだったのだ。

私はLGBTに偏見を持っていないつもりだし、
実際そのような友人もいる。
しかし不覚にも
そのカップルから目が離せなくなった。

でも彼女たちをみればみるほど
彼女たちが幸せなことが伝わってきて、
なんだか私まで温かい気持ちになった。

なんてことはない。
本人たちからしてみれば
好きな人とただ一緒にいる
という同性のカップルと同じことなのだ。

目が離せなくなった自分を
恥ずかしく思った。

そしてこのような光景に
日常的に出くわすことができるトロントは
やっぱり素敵な場所だな、
と改めて思うのだった。

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