紅茶の本当の美味しさを知った。今まで飲んできた紅茶はなんだったのだろうか、と思うほど美味しい紅茶だった。
職場には紅茶の名産国であるスリランカ出身の同僚がいるが、彼女の淹れる紅茶がとんでもなく美味しかったのである。
彼女はスリランカでも有名なブランドの茶葉を使い、適切な方法で紅茶を入れてくれた。それ以来私は彼女を師と仰ぎ、紅茶の美味しい淹れ方について教えてもらっている。
彼女が言うには、紅茶は色で飲み頃を判断するらしい。会社にはいただきものの美味しい紅茶の茶葉が4種類あるのだが、それぞれの紅茶によって飲み頃の色が違う。それを見極めるのが大切なのだ。
茶葉が4種類もあると色はもちろん香りもそれぞれで楽しい。良い茶葉を適切に淹れると香りも高く楽しめるのでリラックス効果も期待できる。
とまぁ閑散期で仕事が忙しくないことを利用して仕事中に紅茶の淹れ方を学んでいる。これこそ色いろな国籍の人と働くことの楽しさの一つだと思う。
日常のこうしたちょっとした良いことを知っていると生活が少しだけ豊かになるような気がする。美味しい紅茶、それだけといえばそれだけだけど、美味しい紅茶がこれほどまでに薫り高くリラックス効果があることを知っていて、それを自分で日常的に淹れることができたなら、毎日が少しだけ良いものになるような気がする。
ずっとコーヒー派だった私だけど、オフィスでは紅茶一筋になった私。これからもしばらくは紅茶を楽しんでいくのだと思う。