NYのハロウィンとブラック ライブズ マター

タイムズスクエア付近が騒がしかった。前日に訪れた時にはコロナの影響なのか閑散としていたというのに。用事が終わってホテルに戻る予定だった私は少し寄り道をすることにした。

仮装した人たちでいっぱいだった。そうか、今日はハロウィンだったな、と思ったがなんだか様子が違う。それはブラック ライブズ マターのデモ行進を待つ人たちの集団だった。それを取材しているジャーナリストもたくさんいて、ごった返していた。

日本では仮装大会の日というイメージだが、そもそもハロウィンとは死んだ人の魂が家族の元に帰ってくる日だ。コスチュームを見て鳥肌が立った。そのことについて実感したからだった。

背中には「Black Lives Matter」の文字、正面には犠牲になったであろう人たちの名前が書いてあるコスチュームを着た人。3日後の大統領選のことを意味しているのだろう、口には「Vote(投票)」と書かれている。

犠牲になった人の写真を持っている人もいた。(左の女性は、ブリオナ・テイラーさん、ヴァネッサ・ギレンさん、サンドラ・ブランドさんの名前を出している)

そして、棺桶と思われるものを持つ人も。

左に写る箱が棺桶と思われる。とそれを撮影する多くの人たち。

ES PROHIBIDO OLVIDAR、スペイン語で「忘れないで」、と書かれた横断幕を持っている人もいる。

コールは英語だったりスペイン語(たぶん)だったりしたので、主催者はメキシコと関係のある人だったのかもしれない(メキシコの国旗が写真にも写っている)

そして集団の中には、レインボーフラッグやトランスジェンダーを表す旗を持っている人も。

BLMのデモ行進のようだったが、このように参加している人種は様ざまだった。私は、マイノリティにとって住みやすい世の中は、人との違いに寛容である世の中であり、そんな世の中はマジョリティにとっても住みやすい世の中だと思っているので、人種を越えて集まっている人たちをみて嬉しくなった。

もちろんデモ行進はとても平和的に行われた。

デモ行進の後方では多くの警官が見守り、その後ろには何台もの警察車両が続いていた。

日本でBLMが知られるきっかけになったジョージ・フロイドさんの事件は、加害者が警官であるものだった。でもこうしてBLMのデモの届け出が受理され、多くの警官に見守られながらデモ行進が行われることは、アメリカで誰もが主張をする権利が認められている、という点で好感が持てた。

参考

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