前回書いた通り、急遽日本への帰国を決めて、実質3日でカナダに残しておくもの、日本に持っていくものを仕分けてパッキングした。その中で少しカナダっぽいことをしていた気がするので、少し書いておきたいと思う。
まず、洋服や小物の整理。私はほとんど買い物をしないので、それほど処分が必要なものはなかったけれど、それでも荷物を少なくするために一部を処分する必要があった。それはまとめてすべて寄付ボックスへ。
このボックスは街中や住宅街の色いろな場所にあり、誰でも自由に入れることができる。洋服だけだと思っていたが、靴も大丈夫と書いてあったので、きれいな靴も中へ。これがもし誰かの役に立つことがあれば嬉しいなと思う。
あとは段ボール。トランクが一つしかなかったのでトランクを購入しようと思ったが、トランクを売っているであろうかばん屋さんはすべてコロナの影響で閉まっていた。知り合いからかえって段ボールの方が軽くて良いのでは、というアドバイスを受けて街で段ボールを探した。カナダではスーパーなどのお店でいらなくなった段ボールをもらうことができる。でもこの時はコロナの影響でスーパーは大忙し。入場制限をして忙しくしている店員さんには取り合ってもらえなかった。結局ドラッグストア(ショッパーズ)で優しそうな店員さんに話しかけて分けてもらった。
店員さんは段ボールをくれるだけでなくテープで持ち運びしやすいようにまとめてくれ、とても感謝しているが、帰宅してからびっくり、なんとこの段ボールは上下に穴があった…。無理やり穴を塞いで使うしかないのかなぁと不安になる。
でも立ち寄ったオフィス(家にあった食糧をみんなにもらってもらうためにオフィスへ行ったのだった)のゴミ捨て場で、デルのパソコンが入っていたであろう頑丈な段ボールを発見し、それをこそっといただいた。
案外荷物は少なく済んだので、段ボールはこのデルの一つで済んだ。今まで段ボールの断面や材質や強度なんて考えたことがなかったけれど、一言で段ボールと言っても全然強度が違うことがわかって面白かった。段ボールは奥が深そうである。
カナダ生活は5年目なので、荷物はそれなりにあったけれど、無事にパッキングできた。カナダで預かってもらっているのはこちら。この荷物を再び受け取るのはいつのことになるやら。