オペラ鑑賞デビュー

セビリアの理髪師」でオペラ鑑賞デビュー。今まではオペラは敷居が高そうなイメージで、イタリア語も全くわからないしで、観賞するのに気が引けていたが、舞台鑑賞が趣味という心強い友人に付いていく形で実現した。

なぜ「セビリアの理髪師」を鑑賞したのかといえば、Canadian Opera Companyの今年最初の演目だったからである。友人に、オペラには様ざまなタイプがあり、演目によって楽しむポイントが違う、と言われたので、オペラ鑑賞デビューにふさわしい演目は何かと尋ねたところ、「観賞してみないと自分の好きなものもわからないから、選ばずに全公演行けばいいのよ!」と言い放たれたのだった。

オペラは年始に鑑賞したバレエと同じFour Seasons Centreで行われる。そしてバレエと同じように立ち見席であれば1回12ドルで鑑賞することができるのだ。オペラはバレエに比べて公演時間が長いのでバレエを鑑賞するより体力が必要だが、それさえ気にならなければ金銭的負担も少なく楽しむことができる。

バレエと同じように、当日の朝11時にオープンするチケットブースに10時半くらいから並びチケットを購入。開演は19時半なので、立ち見席の私たちはぎりぎりに会場へ。今回はRing3の真ん中の席が取れたので私のスポットからの眺めはこのような感じだった。

友人いわく、立ち見席の中ではいい席、だそう。

バレエと違うのは字幕があるところだ。Ring3の高さからだと字幕を見上げる必要がないのでイタリア語のわからない私も疲れずに鑑賞できた。以前友人がOrchestraから鑑賞した時は字幕を見るのが大変だったらしい。

Orchestraとはつまり舞台に近い席である。

今回鑑賞した「セビリアの理髪師」はコミカルな内容で、かつモダンにアレンジされていた(友人談)ので私でも楽しく鑑賞することができた。会場からは笑い声が聞こえたりする場面もあり、和やかな雰囲気だった。

前回バレエを観に行った時にはドレスアップしたお姉さん方やおめかししたお譲ちゃんたちがたくさんいたが、今回のオペラの観客は割と普段着に近い服装の、品の良さそうなおばあちゃまやおばさま、といった方々がメインだった。バレエは演目がくるみ割り人形だったので普段の演目がどのような客層なのかはわからないけれど、全体的にオペラの方が年齢層が高いのだろうと想像できた。

オペラの字幕は当然歌に合わせて表示されるので、焦って字幕を追う必要がないばかりか、字幕は短く簡潔な英語で書かれているので、展開の早い映画の英語字幕を追うようなストレスは感じることなくリラックスできる。

冒頭にも書いた通り、とりあえず全公演行けばいいのよ!という友人のアドバイス通り、次回の演目、「ヘンゼルとグレーテル」も鑑賞する予定。興味のある方はご連絡ください。一緒に行きましょう。

※立ち見席チケットの購入方法などは「お手軽価格でバレエ観賞」に載せています:)

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