Facebookの友達を失うとき

人づてにこのブログが好きだ、なんて言っている人がいると知ると嬉しいけれど、なんだかとても恥ずかしい。そんな嬉しいことは直接言ってくれればいいのに、なんて思う。

でもそんな人ばかりではないらしいことも同時に知っている。最近、Facebookの友達が減っていることに気が付いたのだ。Facebookにはこのブログのリンクくらいしか貼らないので、このブログとそれを書いている私が嫌なのだろう。だれが友達解除したかは特に知りたくないので調べないけれど、要するにそういうことだろうと思う。

少し話は変わるけれど、最近、面白い本を読んだ。「フェイクニュースを科学する―拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダの仕組み」(著:笹原和俊)である。フェイクニュースに関連して、ここでは情報が拡散されるプロセスだったり、情報を得た人が情報に対してどのように考え行動するのか、といったことが科学的に書かれているので、SNSを使っている人だったら楽しく読めるような気がする。

研究で、自分と異なる政治思想のツイートを一ヶ月読み続けると反対の政治思想を受け入れる傾向は見られず、自分たちの意見に固執する傾向のある人もいる、という結果が出たらしい。

そしてSNSでは同じ意見の人と繋がる傾向にあること。これは納得できる。意見の違う人の投稿を見ても自分の意見が変わらないなら、反対意見を目にするのも不快だろうから、SNSで同じ意見の人とだけ繋がる、ということなのだと思う。

ということで、私をFacebookで友達解除した人は、私のこのブログに書かれている内容に同意できず不快感を覚えていた可能性が十分にある。そこで最近どんなことを書いたかな、と考えたけれど、特に思い当たることはないし自分ではよくわからない。でもまぁいい、私と繋がっていたいと思ってくれる人とだけ繋がっていられれば。このブログを読んでいてくれる方、ありがとうございます。

さて、情報の生態系が気になった人はぜひ本を読んでみるのがおすすめ。ネット上で自分が無意識にしている行動を客観視できるので面白いと思う。Kindle版もあるので海外在住者もぜひ。

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