マリファナは所持していますか?

San Antonioを発ってから6時間半近く。Charlotte経由でトロントピアソン国際空港(YYZ)へ到着した。とても安心する瞬間である。何かあったら友人に助けを求められるし、大抵のことは自分でできる。トロントは私のホームだ。

YYZには入国するための自動チェックインの機械がある。いわゆる、別送品はありますか、とか何日間カナダに滞在する予定ですか、とかそういったものを入力していくものだ。いつも通りに入力していたら、一番最後に見慣れない質問が出てきた。

マリファナ(大麻)は所持していますか?

2018年10月17日からカナダでは嗜好品としてのマリファナが合法になったのだった。私の答えはもちろんNOだけれど、ここでYESを選択したら何が起こるのだろうか。

合法になったと言っても、合法になる前から多くの人がマリファナを楽しんでいたし、日本に比べるとマリファナは日常にあった。フェスティバルに行ってマリファナの匂いがしないことはまずない。

そんなカナダだったけれど、こうしたオフィシャルの場で所持を問われると合法になったことを実感する。

マリファナ合法化は、私のようにすでに大人でマリファナに興味がない人には特に直接関係がないけれど、子どもを持つ親にとっては結構深刻な問題らしい。マリファナの合法化をしたために現政権を支持するのをやめたという人も多いと聞く。

私も直接関係ない、とも言っていられないかもしれない。もしかしたらマリファナが原因となって治安が悪化することもあるし、非合法のドラッグに手を出す人が増えるかもしれない。そう考えると人ごととも言えない。

現に、街中でマリファナの匂いがする機会は確実に増えてきたと感じている。今まで家の中で隠れて吸っていたものを道を歩きながらカジュアルに楽しむようになってしまったのだ。

これからどうなっていくのかはわからないけれど、治安の悪化は絶対に避けてもらいたい。

さて、カナダにマリファナを楽しみに来たいと思う日本人もいるかもしれないけれど、日本大使館からのメルマガによれば、日本人はカナダであってもマリファナを楽しむことは違法なのだそうだ。大使館からのメルマガは定期的に届くけれど、何度も何度も日本国民にとって非合法だと注意喚起をしていて、大使館も対応に追われているように見えた。

ま、どこに住んでいてもいつも通り、健全に生活しなさいって事なのだと思う。

最後にAustinで見つけたハロウィンと思われる写真を載せておこうと思う。なんだかリアルで可愛くない感じがアメリカっぽいなと思う。

 

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