こうしてブログを書いてはいるけれど、ブログ更新のお知らせといえば私が直接お会いしたことのある方と繋がっているFacebookの個人ページくらいなので、私を全く知らない人がブログを読む機会はほとんどないのではないかと思っている。たまにブログの感想を聞かせてくれる友人はいるけれど、私を知った上での感想だから、あまりびっくりするようなことを言われることもない。

そんな中、以前お会いする予定でFacebookで繋がったにも関わらず、ずっとお会いできていなかった方にお会いする機会があった。しかもお知り合いの方も一緒だと言う。つまりブログを読んでいただいた後に私に会う、という初めてのケースだった。

「髪長いんですね、ショートカットではないのですね」

昨日美容院で10センチ切ったばかりです…

と言われたかと思えば、

「メイクばっちりで外国大好きで、強い感じだと思ってました」

カナダにいる時よりちゃんとメイクしてます、これでも…

などと言われ、いろいろとツッコミを入れつつ、なんとも不思議な気分になった。

唯一その方々の意見で一致していたと思われるのは、私の文章は「力強い文章」で、活発な印象を抱かせているということだった。私は海外をふらふらしているけれど、「活発」と形容するには少し違う気がする。こうして文章を書くのは、文章を書くことが好きなのは大前提としてあるけれど、これ以外に思っていることを伝える手段がないからでもあったりする。物理的にも私の性格としても。

今回の帰国中に私に会ってくれる方というのは、少なからず私のカナダでの生活に興味を持ってくれているのだと思ったので、お会いできた方にはがんばってたくさんお話をするようにしたけれど、基本的に私は自分が話をするよりも、人の話を聞いて、新しいことを知ることの方が好きだ。だから人によっては私はおとなしい人に映るらしい。

そういえば、私が日本で大学生をしていた時も、外見と中身が全然一致しないと言われていた。今とは違って普段はCanCam愛読者なのにリュック背負って一人旅をしてしまうのが周りには理解されなかった。話す前は仲良くなれないと思ったけど、話してみてよかった、と複数の人から言われてなんとも言えない気持ちになったのを思い出した。

どんな見た目で他人にどう思われようとも、私が私であることには変わりはない。人からの見られ方をそんなに気にしているわけではない。でも外見と中身が一致していたら説明をする必要もなくラクだよな、といつも思うのだった。私の内面と一致した外見とはどんなだろう。私にはわからない。

※こんなにも美しくししゃもが盛りつけられているのを見たのは初めてだった。やはり東京はすごい。

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