脂肪とはセクシーの素である

「セクシー」とは
とても汎用性の高い言葉だな、と思う。

人種にもよるが、
カナダに住む人の多くは日本人に比べて太っている。

当然だ。
ピザとコーラの生活で太らない方がおかしい。

カナディアンは
あまり体型に執着していないように見える。
全く太っていないのに
ダイエットに励む日本人とは大違いだ。

日本人は少し太っている人に対して、
ぽっちゃり・ふくよか
などという
”太めだけど気にするほどじゃないよ”
というような意味が含まれている言葉を使う。
この言葉を聞く度に私は
”意識的にポジティブな言葉を使っているな”
という印象を受ける。

ではカナディアンは何と言うのか。
セクシー
である。
ネガティブさはどこへやら。
とんでもなくポジティブである。

私の脚太くって・・・
と言う人に対して、
なんで?セクシーじゃん!
などと返したりする。

セクシーだと言われて嫌な気分になる人は
基本的にいないと思う。
ネガティブな意味が含まれていないからだ。

そして私は思うのだった。
このようなちょっとしたことの積み重ねで
自己肯定感が高まって
自信が生まれるのではないかと。

だからカナディアンは
少々太っていても気にせずに
タイトな服を着て
短いスカートをはいて
堂々としているのではないかと。

ずっと嫌いだった太い脚。
その脚はカナダでセクシーな脚に変わった。
カナダでなら短いスカートもはける気がしてきた。

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