日本人ならお正月はおせち料理だが、トロントでは自分で作らない限り食べることはできない。今年も日本的なことはせずに年末年始を過ごすのだな、と思っていたところに年末に行われる「Mochi Tsuki」の情報を目にする。場所はToronto Buddhist Church、トロントにある唯一のお寺だ。
餅つきに参加するには事前登録が必要だったので参加できなかったのだけど、つきたてのお餅を買うことができた。Komochi, Osonae, Anko Mochiの3種類から選ぶ。私と友人はKomochiとAnko Mochiの2種類をオーダー。
ボランティアに参加している人は、日系人もしくは移民してカナダに長く住んでいる人が多いようだった。70~80歳代の人たちが話す英語と日本語の交じった会話がなんとも不思議な感じ。日本語だけど、ちょっと日本では聞くことがないような日本語の使い方が印象的だった。見た目も日本人なのだけど、日本育ちの日本人とはちょっと違う感じで、人間も環境によって顔が変わるのだ、と気が付く。(環境や使用言語で顔の作りが変わるという説があるらしい。)
やはり購入するのも日系人もしくは移民してカナダに長く住んでいる人が多い印象で、なんとKomochiを50袋も注文している人もいると言う。1袋12個入りなので、600個。どうやって消費するのだろうか。
帰宅してお餅を食べてみたけれど、やはりつきたては美味しいような気がする。なんとなく日本人として年の瀬の雰囲気を感じることができて、うれしい気分になる。
イベントカレンダーを見てみたら、色々イベントを開催しているようなので、今後はチェックして興味のあるものには参加していこうと思う。
探してみると日本に関連するものはトロントにも色いろとあることがわかる。日本に関連するものを見て懐かしさを感じてしまう私はやはり日本人なのだな、と実感するのだった。
※ Toronto Buddhist Churchの建物の中には像があったり、英語で書かれた仏教の本やカレンダーを無料で配布していたりして、仏教の普及に務めているようだった。
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