カナダと日本のスタバの違い

トロントから帰国して日本で生活をしていると、特に食事の安さに驚くことが多い。美味しくて量もそれなりにある1000円以下のランチを見ると、提供している飲食店を心配してしまう。トロントで同じ値段で同じ品質のものは絶対に手に入らないと思う。

先日、久しぶりに東京のスタバに入って驚いた。なんだかとても値段が高く感じられたのだ。もともと単価の安いコーヒーなので、差と言っても大した額ではないが、トロントのスタバより東京のスタバの方が確実に高い。

日本のドリップコーヒーは高すぎないか。ただ、日本にある「One More Coffee」というサービスはカナダにはない。

スターバックスコーヒージャパンのHPから

その他の違いと言えば、トロントだとセルフサービスで自由に、牛乳、低脂肪乳、豆乳、アーモンドミルク、などを自由に入れることができるが、日本では有料だ。国が変わると同じスタバでも値段だけでなくルールも随分違うのだ。

これはイートンセンター内のスタバで、アーモンドミルク、ココナッツミルク、無脂肪乳、クリーム、低脂肪乳、豆乳、牛乳を自分で入れられる。お店によって種類はまちまちだけど、私の知る限りではここが一番種類が多い。

私と同じような疑問を持つ人もいるようで、スタバのカフェラテの世界各国の値段の比較をしているサイトもあった。よく、物価の比較はマクドナルドのビックマックですると良い、なんて話を聞くが、スタバのラテも参考になるらしい。でも個人的な感覚では日本のコーヒーは他の食事に比べて割高だと思う。スタバというブランドがそれを許しているのだろうか。それにしてもスイスの値段には驚く。

出典:The Latte Index: Using the Impartial Bean to Value Currencies(Published 3 years ago on December 1, 2017)

カフェ好きな私としては、カナダは気軽にカフェ巡りができる素敵な場所だったのだなと思う。いつものカフェでいつもの店員のお姉さんと世間話をしていたのが懐かしい。

そんなトロントでは、コロナの影響でカフェを含む飲食店が多く閉店していると聞く。スタバは3月末までにカナダ全土で300店舗閉店するという(参考)。私が定期的に利用していたスタバも閉店リストに入っていて、もう営業していない。

私がトロントを離れてから1年が経った。トロントの街は随分変わってしまっているのだろう、なんだかとても悲しい。

新型コロナが落ち着いて、友人とトロントでコーヒーを飲みながらのんびりお話しできる日が来ることを切に願っている。

おしぼりに絵を描くのはとても日本的である。かわいい。

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