タンブラーをもつということ

やっとタンブラーを購入した。実はずいぶんと前から探していたのだが、購入したいと思えるものが見つからず後回しになっていたのだった。

購入したのはこちら、スタバのカナダプリントのものである。カナダ国旗や国会議事堂、生息する動物などが描かれている。最近店頭で見かけるようになったもので、きっと地域限定なのだと思う。デザインもかわいく好きなのだが、底まで手が届くので洗いやすいのが気に入っている。

カナダ人はとにかく皆タンブラーまたはウォーターボトルを持っている。ペットボトルの水を持っている人はほとんど見かけない。皆、水道水をウォーターボトルに入れて持ち運ぶからだ。学校やスーパーなどにはこのような飲み水を入れる機械があり、ここで水の補給ができる。私はこのウォーターサーバーの水が好きではないので(水道水の味がするのだ)、これからはこのタンブラーにお茶を入れて持ち運ぼうと思う。

オーガニックスーパーのWhole Foodsのイートインスペースにあるもの。大体これと同じものが大学などにもある。ボトルを置いて補充するところと、直接飲める蛇口?が付いている。(上に並ぶプラスチックカップは学校などにはない。)

日本に帰国するたびに日本の過剰包装に驚かされるのだが、カナダは結構なシンプル包装である。たまにもう少し丁寧に包装してほしいと思ったりもするけれど、カナダの方が圧倒的に環境に優しい。

先月、カナダでは連邦総選挙があった。カナダで環境保護を訴えている緑の党だったが、そこの党首であるエリザベス・メイは自分が紙コップ(ストローなし)を持って写っている写真を加工して繰り返し使える党のロゴが入ったカップとステンレスストローに加工した、というスキャンダル?があった。これを見て、繰り返し使えるカップを持つことは、自分が環境のことを考えているのだ、という意思表示の一つになるのだと改めて思ったのだった。

The Guardian より(彼女が率いる緑の党は庶民院に3つ議席を獲得した)

タンブラーやウォーターボトルを持つことはそれほどハードルが高くなく簡単に実践できる上、毎日のことなのでインパクトが大きい。買い物の際に無理にゴミを減らすより簡単でシンプルなことのようにも思える。

そしてタンブラーやウォーターボトルを持つことは何も環境のためだけでもない。このスタバのタンブラーはそれほど期待できないような気がするけれど、それでも紙カップに入れたお茶よりは温かさを保てるはずで、寒い冬でも温かい飲み物を楽しむことができる。

環境にやさしく、そしてトロントの寒い冬をこのタンブラーと共に快適に過ごせることを期待している。

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