2018年はToronto Buddhist Churchのカウントダウンから始まったけど、元旦もまたToronto Buddhist Churchへ。この日はToronto Buddhist Church 主催のNew Year’s Day Serviceに参加して、その後同じ建物で行われるTeam Samurai Resurrection主催のHatsumode Eventへ。
New Year’s Day Serviceのタイムテーブルはこんな感じ。
住職さんは日本から派遣されて来ているらしい方でトロント在住2年。話から想像すると、26歳、若い住職さんである。そんな住職さんからは一休宗純の「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」のお話。昔は数え年だったので、正月を迎えるということは一つ年を取ることを意味した。年を取るということは死に近づいているということなので、正月はめでたいけれどめでたくないことでもあるのだ、というお話だった。昨年祖父を亡くした私にとっては色いろと考えてしまうお話だった。今年もちゃんと悔いなく生きて行こうと改めて決意。
Hatsumode Eventではお雑煮と甘酒を楽しむ。私は食べなかったけれど、ラーメンやおにぎり、おしるこ、日本酒などもあって、トロントの日本食大集合な感じ。多くの人が日本食を楽しんでいた。
会場には書き初めスペースやヨーヨー釣りスペースも。日系人も一部いたけれど、このイベントは日本人や移民した若い人がパートナーや子どもと訪れているような印象を受けた。
そのためこれまで参加してきたToronto Buddhist Churchのイベント(お餅の引き取り、除夜の鐘つき)に比べると、かなり日本に近い雰囲気。同じ場所で行われる日本に関するイベントなのに、マジョリティが日本人なのか日系人なのかで全然雰囲気が変わるのは興味深いし、(良いとか悪いとかではなく)日本人と日系人は違うのだ、ということを実感する。そして、基は日本の文化だけれど、どんな人がどんな場所で継承していくのかによって文化は変化していくのだな、とも思う。日本でも同じようなことが言えるので、カナダに限ったことではないけれど、海外だとその変化が著しい。改めて文化、日本の文化とはなんだろうか、と考える良いきっかけになった。その答えはまだ全然わからないけれど。
トロントで過ごす日本人らしい年末年始もこれで最後。カナダは2日から普通の日なので、通常のカナダ生活に戻ります。