カナダで聞く就活の話はとにかくひどく、私を恐がらせた。求人に応募しても基本的には返事がこない(つまり書類選考で不採用)ので、100社200社ととにかく多くの会社に応募しなければいけないのだ、と知人から聞いた。しかもカナダの企業はカナダ国外での職務経験をカウントしないので、カナダで最初に仕事を得るのは困難中の困難だと。 続きを読む
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案ずるより産むが易し―カナダ就職
案ずるより産むが易し、ということが幸運にもカナダで頻繁に発生している。あまり日本では感じてこなかった感覚だ。なんでそうなるのかと考えてみると、それは私がカナダでの物事を計る物差しを持っていないからだと思う。 続きを読む
カナダとLGBTQと差別
前回カナダとLGBTQとわたしで書いた通り、カナダではLGBTQに寛大になろうという社会の空気があり、差別することは禁止されている。でも残念ながら差別的な発言をする人は多い。とある立食イベントに参加した時、LGBTQの話題になり、その場にいた人たちが一様に否定的な意見を述べ始めてしまい、私はどう反応して良いのかわからなかったことがある。 続きを読む
カナダとLGBTQとわたし
すいぶん時間が経ってしまったけれど、6月末にカナダのトロントではプライドパレードがあった。一昨年も昨年も今年も、このパレードを見て色いろなことを感じて、それをこのブログに書こうと思ったけれど、なんと表現をしたら良いのか考えだしたらきりがなくて書けずにいた。でも最近の日本でされているLGBTQの報道を受けて、書いてみることにする。 続きを読む
Back to School Salesは皆の味方
8月はなにかと買い物に適した月だったのかもしれない。
「Back to School」とは「学校へ戻る」という意味だけど、トロントではセールを意味することがある。Back to School Salesである。 続きを読む
ダウンタウンは自転車に乗って
もう夏もほぼ終わりの様相だが、この夏はよく自転車に乗ったなと思う。春にバイクシェアに登録したからだ。トロント内であればTTCという会社(日本でいうJR)の電車やバス、路面電車を使って移動できるが、時間通りに来なかったり、TTCを利用するほどの距離ではないけれど歩くには少し遠い、という場面が度々ある。そんな時にバイクシェアは便利なのだ。 続きを読む
海外移住と親孝行
私は長い間、親を一人の人間としてではなく「親」として認識していた気がする。大学生の時、親が親としてではなく一人の人間として存在していることに気が付き、当然だと思う自分と、絶対的な「親」という存在が崩れたような気持ちになって少し悲しくなった。 続きを読む
両親とトロント観光
両親がトロントに来た。母はそれなりに海外旅行経験があるけれど、父はなんと新婚旅行(アメリカ)以来の海外。長い間仕事一筋だった父。最近は以前に比べて時間が取りやすくなったのでトロントに来てくれたのだった。とはいっても、両親ともに日本での仕事があるので、トロントでの観光は4日半ほどだけど。 続きを読む
カナダへの移民の歴史を活用した地域起こし―和歌山県三尾②
前回のカナダへの移民の歴史を活用した地域起こし―和歌山県三尾①では京都外国語大学とのプロジェクトについて紹介したけれど、それ以外で行っているメインの地域起こしについて紹介したい。
そもそも三尾地区は、アメリカ村(アメリカ大陸(カナダはアメリカ大陸にある)に移住したのでこの名前に)と呼ばれ、 続きを読む
カナダへの移民の歴史を活用した地域起こし―和歌山県三尾①
和歌山県日高郡美浜町三尾地区は、1888年(明治21年)からカナダのバンクーバー郊外の漁村スティーブストンへ移民を送ってきた地域だ。スティーブストンには2,000人ほどの三尾地区出身者が住んでいたというのだから驚く。現在の三尾地区は人口600人台で人口減少と高齢化に悩まされているが、日系移民の歴史を活用して地域起こしをしているらしい。 続きを読む