勤労感謝の日で今日は祝日らしい。カナダから日本へ移動してきた私には、頻繁に祝日がある気がしてならない。以前も書いたが、改めて日本はカナダに比べて祝日が多いということを実感する(カナダより多い日本の祝日)。
私にとって今回の祝日はあまり歓迎できるものではなかった。まだアメリカ帰国後の自主隔離期間が終わっていないからだ。
とはいってもお休みの日にただ家にいるのも退屈なので、筑波宇宙センターの見学をすることにした。申し込んだのはこちら
筑波宇宙センターにアバターロボット「newme(ニューミー)」を配置し、虎ノ門会場や自宅などから参加ができる遠隔見学ツアーの実証を行います。専門家ガイドの説明を聞きながら、自分でアバターロボットを遠隔操作し、自由に施設内を移動することができます。
30分で500円、専門家ガイドはJAXA OBの方で、まさかの個人ツアーだった。NewmeとはANA系列の会社が作っているもので、こんな形状をしている。
私はもちろん、ガイドさんにも私の顔が見えているし、会話もすることができる。
今回は「遠隔見学ツアーの実証」ということもあり、完璧な遠隔見学ツアーだったとは言えないが、改良次第で大きな可能性を秘めているように思う。終了後にアンケートがあったので、期待を込めてまじめにレビューをさせていただいた。
正直に言えば、私はなんでも直接見たい、という気持ちが強いので、今まで遠隔見学ツアーというものにはあまり興味がなかったのだが、この会社の取り組みについてはとても期待している。
実は今回のイベントのメインツアーはこれだった。
地上400km上空を秒速8kmで周回する国際宇宙ステーションの「きぼう」に space avatar を設置し、世界初の試みとして、一般の方が虎ノ門会場よりspace avatarを操作する技術実証を行います。地上からの直接操作で、リアルタイムに「きぼう」船内から宇宙や地球を眺める体験が可能となります。
今回、虎ノ門会場まで行けなかったのはとても残念だが、近い将来、宇宙空間に行かずして宇宙を誰でも体験することができる未来を、この会社が作ってくれる可能性がある。
できることなら宇宙旅行に行きたいけれど、それが叶わなくてもアバターで宇宙を体験できるならそんなに嬉しくわくわくすることはない。今からとても楽しみである。