年末にこの1年くらいずっと行きたかったナイアガラの滝に行ってきた。と言ってもさすがに初めてではない。2009年の夏、2018年の冬に訪れているので3回目のナイアガラの滝。何回行っても癒しの場所だ。そして新しい発見がある。
ナイアガラの滝の周辺の観光スポットは、意外と広範囲に渡っている。個人で行く場合は公共バスを使って移動すれば良いのだが、以前は2回ともバスは使わず歩いて移動したので、どうしても行動範囲が限られていた。だから3回も行っているのに行動範囲がかぶらないのだ。
今回はスカイロンタワーの展望台からの景色を楽しんだ。スカイロンタワーには展望台や展望レストランなどがあり、日本の旅行会社のツアーのほとんどには展望レストランでの食事が付いている。日本人定番の観光スポットだ。
スカイロンタワーは遠くからは観たことがあったけれど、近くから見るのも登るのも初めて。意外と古くて驚いたが、1965年にオープンと知って納得した。
やはり展望台からの景色はいい。236mなのでそれほど高くはないが、周りに高い建物がないので遠くまで良く見える。高所恐怖症の私にはちょうど良い高さだ。
今年の冬は比較的まだ暖かい日が続いていて、この日もそれほど寒くはなかったけれど、展望台は風が強いのでそそくさと中へ戻ることになった。
ホリデーシーズンだからなのかナイアガラの滝周辺にはたくさんの人がいて、渋滞も発生していた。今は観光のオフシーズンなので、多くは私たちのようにナイアガラの周辺地域から来た人たちなのだろうと思う。皆に愛されているのがわかる。
地球の裏側の日本からナイアガラに来る場合は、夏の一択だ。実はナイアガラの滝の観光には欠かせないクルーズが冬の間(今冬は11月4日から3月23日)は運航していないのだ。うっかり冬に来ないようにしてほしい。
でも残念なことに最近ではナイアガラの滝に観光に来る日本人が減ったと聞く。ちなみにナイアガラの滝の観光ガイドは公式ライセンスの取得が義務付けられているが、そのテスト教材は英語、フランス語、韓国語、北京語の4言語で提供されており、日本語のものはない。これは中国人、韓国人に比べて日本人観光客が少ないことを表しているのだと思う。
それでもナイアガラの滝の近くには昔の名残で日本人向けのお土産屋さんがある。OK Gift Shopがそれで、故大橋巨泉さんが作ったお店だ。私は行ったことはないけれど、日本語で接客してくれるらしい。
ナイアガラの滝は1950年代まで毎年1mずつ浸食され上流に移動していたが、1960年代に水量を調整する工事を行って毎年3cmの浸食に食い止めているが、それでも毎年滝は上流に移動している。早く訪れないとナイアガラの滝の形が変わってしまうかも?ナイアガラの滝に興味のある方は早めの訪問がおすすめ。
※2018年の凍ったナイアガラの滝に行った時のことはこちらのブログで。