好きを仕事に―ジャズピアノを聴いて

使命を持って生まれてきた人って存在するのだ、と思った。凡人の私には想像できない感覚や世界がそこにはある、とも。
ご縁が繋がってジャズを聴きに行ってきた。Ben RosenblumというそのジャズピアニストはNY生まれのニューヨーカーで、聞くところによると3歳からピアノで自主的に遊び始め、4歳からピアノレッスンを受け、12歳からジャズを始め、14歳から作曲をしているのだという。カナダと日本でのデビューは2018年の今年。 続きを読む

市民に優しいトロント―公共プール

腰の治療をしてもらった次の日、早速公共プールへ行ってきた。もう腰痛を再発させるわけにはいかない。もう何か月もプールに行こうと思っていてうじうじしていたのに、この待ったなしの状況が私を後押ししたのだった。なぜ私が今までうじうじしていたかと言うと、トロント在住の日本人用のネット掲示板で、公共プールは汚いだとか、汚い水を殺菌するために日本のプールよりも塩素をたくさん入れるので肌にとても悪いだとか、プールに行ったらシラミがうつっただとか色いろな悪い噂が書き込まれていたからである。 続きを読む

出勤という戦い

会社までバスで40分。会社から帰宅する時には少し渋滞に巻き込まれて1時間くらい。行きも帰りもほぼ必ず座れる。乗り換えはなし。こんなことを言うと、東京の通勤ラッシュに比べると随分ラクだと思われるかもしれない。確かに、人に揉みくちゃにされながらの東京の通勤ラッシュに比べると随分マシだとは思う。でも、日本にはない悩みがトロントにはある。 続きを読む

真っ暗闇での食事 restaurant- O.Noir

真っ暗闇の中で食事を取るなんて想像できるだろうか。それも薄暗いなんてものではなく、本当に本当に真っ暗で何も見えない中での食事だ。

トロントにずっと気になっていたレストランがあった。O.Noirである。Noirはフランス語で黒という意味らしい。ここは真っ暗の中で食事をいただける珍しいレストランだ。 続きを読む

羽生選手と同じケアをトロントで

毎日仕事で座りっぱなし、仕事後もブログを書いたりして結局は座っている私。私は昔していた剣道のおかげで身体のバランスがとんでもなく悪い。日本では自分で毎日のケアをした上に、定期的に接骨院に行ってケアをしてもらっていたけれど、トロントでは忙しさにかまけてそんなこともせずにほったらかしていたのだった。なんだか身体に悪い予兆が見え隠れしていたものの、身体を動かしにジムまで行くのも寒いしどうしようかなぁ、なんて思っていたら、ついに動けなくなった。腰痛だ。 続きを読む

Japan Road

チャイナタウンもコリアタウンもトロントには2つずつある。でもジャパンタウンというものはない。聞いた話によると、第二次世界大戦時に日本はカナダにとって敵国だったので、迫害を受けて強制収容所に送られた。その影響で、戦後は日本人同士で固まることを避けたのだと聞いたことがある。本当かどうかはわからないけれど、本当のような気もする。 続きを読む

11月の職場クリスマスディナー

ハロウィンが終わったと思ったらクリスマスシーズンの始まりである。これは日本でもカナダでも変わらないことのような気がする。

カフェに行けばクリスマスの歌が流れているし、ビルのエントランスにはクリスマスツリーがそびえ立ち、住宅街にはライトアップされた家々が並ぶ。無意識のうちにクリスマスを意識するようになる。 続きを読む

トロントのカフェカップ

トロントにはカフェが多い。アメリカ本社のスタバを始め、カナダ発祥のSecond Cup、イスラエル発祥のAroma Espresso Barなどコーヒーチェーンも多いが、それ以上に個人のカフェが多い。個人のカフェは狭い店内に座席10席くらいを備えた小さなところから、だだっ広いフロアに少ししか席を置かない贅沢な作りのカフェ、対照的に席と席の感覚が狭い座席を出来る限り確保したところまで様ざまである。でも共通して言えるのは、どこも皆お洒落だというところだ。 続きを読む

にわとり疑似体験

カナダのスーパーには様ざまな種類のにわとりの卵が売られている。何の表示もないもの、特定の栄養価が高くなっているもの、フリーラン(ケージに入れずに育てられた)のもの、フリーランでオーガニックの餌で育てられたもの…などなど。言うまでもなく、フリーランでオーガニックの餌で育てられた卵が一番高価だ。 続きを読む

週末はお掃除

カナダで掃除をするたびに思う。日本の掃除機がカナダにあったらいいのに、と。日本の掃除機は優秀だと思う。使う人に便利な機能がたくさんついているし、なによりコンパクトで小回りが利く。これは日本の家が相対的に狭いからだとは思うけれど、コンパクトであればすみずみまで掃除ができるのでよりきれいになる。
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