日本語教育に関わりはじめて早4年。始めた動機は、日本語を言語として客観的に理解したい、というものだったが、日本語に対する理解はもちろん、日本語というマイナー言語を勉強するカナダ在住の生徒さんからポジティブな影響を 続きを読む
カテゴリー: 日本文化と日本語
VRという新しい言語学習の方法
私はトロントでほんの少し日本語教育に携わっていて、その研修や勉強会で時々国際交流基金トロントのオフィスへ行く。日本語教育についての知識はもちろん、私の英語学習のヒントをもらうこともよくあり、とても有意義な時間を過ごしている。 続きを読む
日本語学習者からの学び―言語は繰り返すことで定着する
最近、土曜日の午前中にトロント日本語学校でのティーチングアシスタントのボランティアを再開した。2年前は子どもクラスを担当していたが、今回は大人クラスだ。 続きを読む
曖昧な日本語・私の日本語
「-したいんですが⋯」という日本語の表現を勉強した。TAをしている日本語クラスでのことだ。
どんな時に使うのか、という話になった時、私はなんだかピンとこなかった。そして気が付いたのだ。私は生活の中でこの表現をほとんど使っていないのだということを。 続きを読む
日本通と日本語学習者
午後の紅茶ミルクティーを飲みながら無印良品のペンを持ち、無印良品のノートにメモを取る。なんだか日本でありそうな光景だけど、それはトロントで起きていた。
昨日からトロント大学日本語クラスの冬タームが始まった。 続きを読む
日本語を学ぶワケ
日本語を学んでいるけど、ぼくはオタクじゃないよ、と複数の人から何度か聞いた。トロントで日本語を学んでいるとアニメなどが好きなオタクだというイメージを持たれるらしい。恐らくこれはトロントに限ったことではなく、全世界に言えることのように思う。そして実際にアニメが理由で日本語を学んでいる人も多いのだと思う。でもそうでない人も結構いる。 続きを読む
日本語学校の卒業式で思うこと②―第二言語学習
カナダの公用語は英語とフランス語である。でもフランス語は公用語ではあるものの、基本的にケベック州でしかメインでつかわれていない。だからトロントでフランス語を聞く機会はほとんどない。学校で第二外国語としてフランス語を学ぶらしいが、あまり身に付かないのだと聞く。なんとなく日本の英語教育のような感じなのではないかと想像する。(オンタリオ州の一部の学校ではフランス語で授業を行っているところはある。) 続きを読む
日本語学校の卒業式で思うこと①―私が得たもの
9月からティーチングアシスタント(TA)としてボランティアをしていた日本語学校の1年が終わった。カナダの学校は9月始まりで、学校によって少しばらつきがあるらしいが、6月中にはすべての学校が終わり、長い夏休みに入る。日本語学校は週に一度の学校なので正規の学校ではないが、このスケジュールによって運営されているのだ。 続きを読む
あなたの肝臓を食べたい―言語による愛情表現の違い
「あなたの肝臓を食べたい」
というフレーズを知った時、ついつい笑ってしまった。普段、日本以外の文化や言語に対して、笑ったりすることはなるべく避けているけれど、こればかりは笑う以外に反応できなかった。なんでもこのフレーズはペルシャ語で愛を表現するものらしい。
ペルシャ語では「جیگرتو بخورم 」と書き、「jeegaretō bokhoram」と読む。 続きを読む
トロントの日本語学校
日本国外に出ると日本のことに興味が出始める。それは今まで当たり前だったことの比較対象が突然目の前に現れるからだ。私にとって日本語は当たり前のように話せる第一言語。 続きを読む