トロントの春はまだこない。4月14日、今この記事を書いている時の気温はマイナス4度、体感気温はマイナス12度。なんと霰が降っていて、春とは思えないトロント。温かい日本が恋しい空模様。
せっかくの土曜日なのにどこにも出かける気がしない。でもそれではいけないと、寒い日はチョコレートに限る!と主張する友人に乗せられて、カフェまでチョコレートフォンデュを食べに行ってきた。
実はチョコレートフォンデュを今まで単品で頼んだことがなかった。ブッフェで少しつまんだ程度だ。運ばれてきてビックリ。とんでもなく立派なのがきた。
私も友人もこんなに立派なものがくるとは想像しておらず、テンションがあがる。でも考えてみたら22ドル。値段から言ってもこれくらいのものが出てこないと割に合わない。
チョコレートはカカオ70%のチョコレートチップを溶かしただけというだけあって、甘すぎずとても濃厚で美味しかった。店員さんの話では、普通のチョコレートフォンデュにはミルクやオイルが入っているのが普通なのだそうだ。無駄な物が入っていないので美味しいのだと笑顔で教えてくれた。
まぁしかしたくさんある。私は早々にギブアップしたが、友人が一人苦しそうになりながらも全部たえらげた。何も混じっていないチョコレートは美味しいが、そんなにたくさんは食べられない。少量を美味しくいただくのがちょうど良いのだと、日本人の私は再確認する。2人用としてメニューに載っていたけれど、3人か4人で食べるのにちょうど良い量だった。
実はこのカフェ、入口部分がギャラリーになっていて奥にカフェスペースがある少し変わったカフェだ。今日はアジア系画家さんたちのグループ展をやっていた。気軽?にグループ展が開けるトロントの環境はとても素敵だと思う。それにこのカフェに来るたびに色いろな画家さんの絵に出会えるのが嬉しい。
帰りは行きよりも霰が強くなっていた。霰って積もるのだ、ということを初めて知った。真っ白で雪が降ったかのよう。でもこれは全部霰である。
ニュースではGTA(トロント付近の経済圏:7,124km²)で400台もの車が事故に合ったという報道を見て雪に慣れているトロントの人も霰には勝てなかったのかと驚き、やはり寒い日は家でのんびりするのが正解なのだと改めて思うのだった。無事に帰宅できてよかった。
はやくこいこいトロントの春。もう待ちくたびれた。