カナダのメディアリテラシー教育は図書館主体で

カナダのメディアリテラシーウィーク(以下MLW)中に行われる講座やイベントすべてに申し込んだ。その数17。昼夜逆転生活になることは間違いないが、もうそれは仕方がない。

前回までは首都オタワの施設に、全カナダから学生が集まり開催されていたようだが、オンライン開催の今年は、団体が手を挙げて自由に講座やイベントなどを主催できるらしい。だがそうすると、申し込みの手順も方法も、使用するシステムもまちまちで、同じ時間に2つの講座がある、ということもあった。統一感のなさに少し戸惑うが、それもまたカナダらしさを感じる。

講座を主催する団体、属性、所在地はこのようになっている。

(MLW運営団体)

(公共図書館)

(大学図書館)

(教育団体)

(国際機関)

講座を主催するのは公共図書館と大学図書館がほとんどだ。講座に申し込む時に主催団体のHPを開くことが多いが、そこで意外なことに気が付いた。MLW中だけでなく、普段からメディアリテラシーに関わる講座を開いている団体もあるのだ。このことから、メディアリテラシーが大切だと日頃からカナダで認識されていることがわかる。引き続き受講しなければ、と私はMLW後に行われるいくつかの講座に申し込みをした。

少し残念なのは、講座を主催する団体がオンタリオ州に偏っていることだ。カナダは10の州と3の準州から構成されるが、その中で3つの州からしか参加団体がない。しかもフランス語圏にある講座の主催団体がないせいか、すべて英語で行われ、フランス語を使用しての講座はない。

このMLWがカナダでどのように周知されているのかはよくわからないが、参加する際にはどのような属性の人がいるのかも確認したいと思う。

まぁとにかく、来週からの受講が楽しみだ。

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