好きな気持ちは伝染する―バス釣り初体験

「そのマチを好きな人に出会うと、そのマチを好きになる」とは以前日本で参加した地域おこしプロジェクトでお会いしてからお世話になっている方の言葉だ。私は本当にその通りだと思う。好きな気持ちは伝染する。それは好きな理由を話したくなるからだと思う。

でもこれはマチだけでなくすべてのことに言えると思う。だから私は何か新しいことを始める時には、そのことが好きな人に教えてもらうようにしている。それが一番楽しさや魅力を感じることができるし、深い知識が得られると考えているからである。

先日、人生で初めてバス釣りに出かけた。釣り竿はおろか生きた魚さえ触ったことがない私が釣りなんて大丈夫かしら、と少し心配になりつつも、最近知り合ったバス釣りを愛してやまない方に教えてもらえる機会だったので、迷うことなく行くことに決めた。

場所はアメリカ ニューヨーク州のバッファローにあるオンタリオ湖とエリー湖を繋ぐ河。私の住むカナダ トロントからはバスで約2時間の場所だ。その方が言うにはバッファローはバス釣りをする人にとっては有名な場所で、バッファローでバス釣りをしたことは自慢に値することらしい。

朝の7時過ぎに朝日を見ながら河に出てから、お昼の1時頃まで釣りをし続けた。それは飽きることなく釣りができたからだ。成果は大きいスモールマウスを2匹と小さなスモールマウスを2匹。一匹も釣れないだろうなと思っていたのだが、厳しく?指導してくれたおかげで釣ることができた。

釣りを愛しているからこそ、指導は時として部活のような雰囲気だったけれど、「バスを釣る」という一番の釣りの楽しみを教えてくれたことに感謝している。色々なテクニックや釣りをする時に考えなければいけないことを知ることができ、釣りの楽しさ以外にも奥深さを感じることができた。

唯一の失敗と言えば、顔の日焼けである。以前書いたように最近の私は紫外線対策を疎かにしていたので、今は日焼けで顔じゅうが痛い。釣りは焼ける、このこともまた学んだことのひとつである。機会があれば次回はきちんと対策をして臨もうと思う。

 

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