統一地方選挙

統一地方選挙の最中なのだとFacebookの知り合いの何人かが立候補しているのをみて気が付いた。

海外在住者は国政選挙しか投票権がないので、地方選挙には投票できない。もっとも私の住民票は日本にないのに加えて、地元で今回選挙はないので日本の実家に住んでいた場合でも投票する機会はないけれど。

結果が気になってNHKのサイトを見ていたら統一地方選2019(前半)道府県議選まとめのページに「無投票当選者が過去最多に」の文字。なんと612人が無投票で当選したらしい。そして「33道府県議選 投票率が過去最低に」ともある。なんと全国平均44.08%だという。最低は埼玉県で35.52%。投票率が低いとはよく聞くけれど、ここまでかと思うとなんだか同じ日本国民として悲しい気持ちになる。立候補もしなければ投票をする人も少ないなんて無関心にもほどがある。

他の国と比較してどうなのだろうと思い調べてみたけれど、他の国と比べても日本の投票率は低い。データは国政選挙の各国比較なので少し異なるけれど、日本は52.66%(2014)で196か国中158位である。ちなみにカナダは68.49%(2015)で97位。このデータを見ると、世界的に投票率は年々下がってきていることも分かって興味深い。もちろん日本もその世界の流れに乗って年々下がっている。

この投票率を知って、次回の国政選挙もトロントからちゃんと投票しようと強く思った。前回も投票したので勝手はわかっているが、ずいぶん面倒なので投票に行こうというモチベーションが保ちにくいのだ。

たまに海外から投票できることを知らない人もいるので、4月10日にトロント日本領事館から来たメールを張り付けておくことにする。メール文中のリンクはこちら

私たちは法律という国のルールに従って日々の生活をしていて、その法律を作るのが政治なのだから、日々の生活をより良いものにするためには自分考えを投票行動によって明らかにする必要があると思っている。私が政治に興味があるなんて言うと、政治に興味があるなんてすごいね、ということをたまに言われるけれど、日々の生活に興味がない人なんているのだろうか。もっと政治について、自分たちの日々の生活について考える必要があるのだと思う。

統一地方選はまだ続く。今週末が投票日の地域の方々、ぜひ投票へ。

最近のトロントの朝日。癒しの時間。

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