少し前に予防接種をしてきた。初めてのアフリカ大陸。フィリピンとマレーシアに引っ越しをした時に東南アジアで必要な予防接種は一通り済ませていたけれど、アフリカではもっと色いろな種類の予防接種が必要なようだった。
とても几帳面な母のおかげで、私は生まれてからした予防接種と病気がすべて母子手帳に記録してある。事前にクリニックへ予約を入れ、カウンセリングシートに翻訳しながら今までの予防接種履歴を記入していく。なかなか面倒な作業だ。
当日は、ドクターと私の予防接種履歴を見ながらどの予防接種が必要なのかを確認。カナダでは必須でみんな免疫があるものでも、日本では必須ではないものもあるようだったし、最近有効期間を終えたものもあった。だからだろう、予想外にも3本の予防接種が必要だという。予防接種は打つのも嫌だが、それ以上に金銭的な負担が大きい。1本何万円もするものもあるので、恐る恐る値段を聞いてみると、なんと3本中、私の支払いは1本分で良いらしい。OHIPというオンタリオ州の公的医療保険がカバーしてくれるという。公的医療保険、すごい。日本では大人の予防接種は基本実費なので少し感動する。
私が受けたものはこんな感じ。
四種混合ワクチン(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)・・・OHIPで無料
三種混合ワクチン(はしか、おたふくかぜ、風疹)・・・OHIPで無料
腸チフス・・・73CAD(今日のレートで5,860円)
私は日本で破傷風(単体)と腸チフスの接種をしたことがあるけれど、お金をたくさん支払ったと記憶している。特に4年前に日本で破傷風単体の接種を実費でしたのを恨めしく思った。
少し驚いたのは、狂犬病の扱いだ。狂犬病は発症すると必ず死に至る恐ろしい病気。でもドクターが言うには特に勧めていないという。何かあってからでも対処する薬を投与できるし、自分で気をつけなさいよ、と言うのだ。一本200ドルくらいで3回接種が必要(つまり600ドルかかる)なのに3年間しか有効ではないので打たなくていいらしい。私が心配しているのを感じとったドクターは、現地で動物の研究をするとか動物と触れ合うことを目的に渡航する人くらいしか普通は接種しなよ、とのこと。日本の狂犬病の扱われ方と全く違うのでなんだか驚いてしまった。ということで狂犬病の接種はしなかった。
そしてアフリカ大陸で外せないのは黄熱病だ。私の行く南アフリカは黄熱病の心配はないけれど、黄熱病の接種は1度すると生涯有効だというので、これを機会に受けてしまおうかと思った。がしかし、黄熱病のワクチンが世界的に足りていないらしく、今回120CAD出して受けても、1年間のみ有効になるものしか打てないという。つまり、ワクチン不足なので1つのワクチンを5等分して接種するので有効期間もその分短くなるらしい。そんなことでいいのか?!とびっくりしたけれど、私が行ったクリニックの医師も、他のクリニックのHPにもそのようなことが書いてあるので、トロントでフルの生涯有効になるワクチンの接種はかなわなそうだ、ということでこちらも断念。
その他に私が出発前にすることといえば、もらった処方箋をもとに薬をもらうことだ。下痢になった時の飲み薬と、日焼け止め、虫よけ。
本当は診察料が40CADほどかかる予定だったが時間指定で予約していったにも関わらず20分も待たされたので、なんと診察料が無料になった。受付のお姉さんには丁寧に謝られ、なんだかカナダっぽくない対応に驚く。
今回の南アフリカもいつものように元気に行って帰ってこられますように。
こんにちは。
トロントのだだっ広い空、気持ちいいですね!
職場がミシサガだったので、飛行機の絶えない空も懐かしさを感じます。
南アフリカはご旅行ですか?
安全で楽しい度になるよう祈ってます。
誤送信で何度もすみません。
そして、最後の文の度→旅です。
お気をつけて行ってきてください(^^)
飛行機のある空、なんかいいですよね。仕事の日は毎日飛行機を見ますが、未だに嬉しくて写真を撮ってしまいます。南アフリカは、趣味というか仕事というか旅行というか、全部って感じです笑 安全に楽しんできたいと思います^^