1月からNetflixで新しいコンテンツが見られるようになった。「Tidying Up with Marie Kondo」（Netflix Original）である。お片付けで有名なこんまりさん（近藤真理恵さん）が散らかっている家のお片付けのアドバイスをする、片付けをすることで人生を変える、という内容である。1話36～47分の全8話。
これは日本版Netflixでも見られるのだろうか？こんまりさんは基本的に日本語を話し（通訳を使っている）、それ以外の登場人物は英語を使う。私はカナダ版なので、音声・字幕ともに英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語から選択できるが、日本語の選択肢はない。
カナダでは色いろなメディアで紹介されていて注目されているらしかったので、見てみることにした。
- CNNの番組はこちら ※テキストではなく動画での紹介
- The Ringer ※How Netflix’s ‘Tidying Up With Marie Kondo’ Cluttered the Internet）
こんまりさんの指導の入る前の煩雑ぶりと言ったら！大きな大きな家が荷物で溢れかえっていた。アメリカは色いろ大胆だけど、散らかり具合も大胆である。そしてその家主にこんまりさんが優しくアドバイスしていくのだ。私が見た1話目は片付けをしたことで夫婦関係が改善された、ということだった。日本でも流行ったこんまりさんだったが、ある意味日本人よりアメリカ人の方がこんまりさんを必要としているのかもしれない。
そもそも日本人の掃除感は少し特殊な気がする。この間、友人と掃除の話をしていてかなり驚かれてたことがある。学校での掃除の時間のことだ。カナダを含む多くの国では、生徒ではなく業者が行う。毎日生徒が掃除をする時間があるんだよ、と説明すると、毎日掃除する必要なんてなくない？と。毎日掃除をするからいつまでも綺麗な状態を保てるんだ、と説明する私をとても珍しがっていた。
私は日本基準で言うと、特別綺麗好きというわけではないけれど、カナダでは綺麗好きに分類されると思う。これはカナダに染まらず維持したい、日本人としての気質のひとつである。
かわいらしい画面。こんまりさんっぽい。
