パソコン1181キロの旅

新しいパソコンが届いた。これまで毎日使っていたパソコンは、販売からすでに9年も経っていて、最近ではいきなり動かなくなったり、いきなり電源が落ちたりしてヒヤヒヤしていたので、もうその心配をしなくても良いのだと思うとほっとする。愛着のあるパソコンを手放すのは少し寂しいが、やはり新しいパソコンを使えるのは嬉しい。

物持ちの良い私なので、今回のパソコンも長く使用することを見越して、丈夫だと言われるLenovoのThinkPadを購入した。ちょうどネットで半額セールをやっていたのだ。

日本では家電量販店で直接購入していたので、ネットで大きな買い物をするのは抵抗があったが仕方がない。レノボの公式サイトからポチっとした。3日以内に配送されるというので、わくわくしながら待っていた。購入した次の日、予定通り配送されたとお知らせがあった。北米なのに遅れがなく優秀だなと感心したが、到着は7日後となっている。なぜこんなに時間がかかるのだろうと配送元住所を見て驚いた。アメリカのノースカロライナ州のGreensboroという場所だったのだ。なんと受取指定場所から1181キロも離れている。私のパソコンは1181キロもトラックに揺られてくるらしい。ちゃんとトラッキング番号で現在地を確認できるので、途中で無くなるということはないだろうが、トラックでガタガタと揺られてくるのはあまり良い気持ちはしない。無事に到着することを祈った。

カナダでは荷物がきちんと家に届かないことが珍しくない。それはコンドミニアムやアパートの共用部分に放置された荷物が誰かに盗られてしまったり、戸建の場合では隣の家に誤って配送されてしまい、持ち主に届かなかったりするからだ。今回の私は会社のオフィスを指定し、準備万全。でもそれでもどこか不安だった。

そんな不安をよそに、どんどん受取場所に近づいてくる私のパソコン。履歴はかなりの長さになっていた。

とんでもない履歴の更新

私はたまにしか出社しないので、同僚が荷物を受け取ってくれていて、連絡をもらった。さぞしっかりと梱包されているのだろうと思ったが、見てまた驚いた。とても簡素だったのだ。直接衝撃を受けないようにしているのはわかるが、簡単すぎやしないか。日本の過剰包装ともいえる文化で育った私には信じられなかった。

長旅お疲れさまでした!

包装が簡単すぎやしないか?

電源を入れたら普通に動いたので、一安心。とりあえず無事に届いてくれたようだった。セットアップをして今日からこれを使おうとウキウキしていたら、一緒に購入したはずのマイクロソフトオフィスのソフトがないことに気が付いた。

パッケージの中身はこれだけ。とてもシンプルである。

梱包物リストの中にソフトの名前はあるのに商品は入っていない。入れ忘れだろうか。北米は配送が遅くかなり雑なので、すぐに配送されてきたパソコンを見て喜んでいたが、結局全部は揃わなかった。そう上手くはいかないようだ。問い合わせるのが面倒である。

マイクロソフトオフィスがないと仕事にならないので、もうしばらく9年目のパソコンで仕事をしよう。

Let’s note CF-S10。2011年発売なのにまだちゃんと動く。さすがパナソニック。

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