トロントで餅つき

正月にお餅は必須である。普段、食事にそれほどこだわりのない私もこの時ばかりはお餅が食べたくなる。2017年の年の瀬にはToronto Buddhist Churchにつきたてのお餅を買いに行ったが、今年は作るところから参加することにした。それはボランティアだけど、4CAD相当のお餅とランチがいただけるらしい。

去年もボランティアに参加したというカナダ歴40年超のお世話になっている人に連れられてToronto Buddhist Churchへ。

ボランティアは9時から始まり、すべての餅を作り終わるまで。私たちは10時にToronto Buddhist Churchの地下のキッチンへ。使い捨てのゴム手袋と頭にかぶるネットを装着して、エプロンを借りて身支度をする。

大人も子どもも餅作り

もち米はキッチン部分で蒸された後、

サウナのような暑さ

機械に入れられて、餅になる。

餅を作る機械なんて初めて見た

その後、同じ量に切り分けられる機械へ。

こんな機械の中へ

餅を投入

カットされます。エプロンしているのに粉だらけ。

米粉をまぶしながら丸く形を整え、冷ます。

年季の入ったうちわで冷ます

あんこ入りはあんこを中に。

このまま食べちゃいたい

私は冷ます係だったので、ひたすらにうちわで餅に風を送る。立ちながら行われるこの作業ななかなか重労働である。しかも洋服が米粉だらけに真っ白になる。途中で昼食をいただき休憩。

鶏肉ときんぴらと野菜にお米。日本風。

私は夕方から用事があったので途中で失礼したけれど、この餅作りはまだまだ続いていたようだ。

帰りには、同僚の分など80CAD分の餅を買い、キャリーケースを引きながら帰宅した。年に1度の餅はやはり美味しい。同僚も喜んでくれていたので、満足。

あんこ入りがはやり美味しい

さて、このボランティアの参加者は日系カナダ人を始め、カナダに住む日本人、日本人と結婚した家族、中には日本の文化に興味のある日本のバックグラウンドを持たないカナダ人など色いろな人が参加していた。たまたま同じ作業テーブルになった20代前半の中国系男子は、流暢な日本語を話し、日本で仕事をしたいのだと話してくれた。彼は3世なので中国語は話せないそうだが、英語と日本語を操る。色いろな人が日本を好きで日本語を学んでいるのだと知ると、日本人としてやはり嬉しい。

これで年越しの準備は整った。ということで日本から遅れること14時間、カナダのトロントではこれから年越しです。皆さま良いお年を。

※お餅の値段など、詳しくは昨年のブログで。

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