5ヶ月ぶりのモントリオール。突然の友人のトロント訪問によって冬のモントリオールへご案内。効率を重視した飛行機で行く1泊2日の旅行。
モントリオールはトロントよりも寒い。12月の平均最高最低気温はトロントが3/-3°Cに対してモントリオールは‐1/-8°Cである。夏は木々が生い茂り、緑と美しい街並みが調和するモントリオールだけど、冬は美しい街並みとイルミネーションと雪がマッチして夏とは違った素晴らしい景観を作り出す。
それは同じ場所に立ってみても全然違う場所に来たような気分になるほどだ。なんだか新鮮で不思議な感覚。
全体的に冬のモントリオールは観光地であっても人はそれほど多くない。寒いので外に出る人は少ないのだと思うし、モントリオールに来る人はスキーを楽しむからだと思う。今回は3人での旅行だったけれど、一人だったら少し寂しくなっていたかもしれない、そんな感傷的な気分にさせる古く伝統的な街並みを歩く。昼間は静かだけど観光地なので夜になればイベントが行われ人が集まる。
今回は日本人でない友人たちとの3人での観光目的の旅行だった。一人旅が多い私にとっては珍しい。いつも自分の興味のある場所にしか行かない一人旅とは違い、友人たちにも合わせて行動する必要がある。今回は特に私は3回目のモントリオールだったこともあり、友人たちに合わせて観光した。
以前、もう10年くらい前になるが、同じように日本人の友人と3人で旅行をした時には、気が付いたら食べ歩きの旅行になっていて私はとても衝撃を受けた。今回の旅行ではその逆で、食事をしたい時には、近くにあるレストランの佇まいと入口のメニューだけを見て食事場所を決めた。そして1泊2日なのに途中で疲れたからとホテルへ戻り短いお昼寝を取るというリラックスぶり。一言で旅行と言っても全然違うことがわかる。
友人のひとりは私たちに気を遣っていたようだけど、とてもマイペースでゆったりのんびり。なんだか見ていて羨ましくなるほどのリラックスぶりだった。
友人たちの旅行ぶりをみていると、普段の生活がわかるようだ。日本人はたくさん働き、旅行であっても予定を詰め込み旅行から帰ってくる時には疲れているような人も多いような気がするけれど、きっと友人たちの国では違うのだろうなと想像する。
文化背景の違う人との旅行は、時にストレスを感じることもあるけれど、色いろな気付きが得られる貴重な機会だと思う。もっと人生リラックスしても良いのかもしれない。
季節が違うだけで違う場所に来たかのように思える場所で、私の知らない旅行スタイルを持つ友人たちと一緒に時間を過ごす。それは一人旅では味わえないとても楽しい時間だった。