ピザは便利で使い勝手の良い食べものだと思う。食事の時間が十分に取れない時にはすぐに食べられるし、大人数で集まった時に、食べ物に困ったらピザを頼めば間違いない。アプリで注文すれば家まで届けてくれる。
とか言いつつ私はそれほど積極的にピザを食べることはないけれど、何かとトロント生活にピザはつきものである。
最近、普段行かないスーパーへ行ったらピザに必要なものがまとめておいてあるコーナーがあって驚いた。ピザ種(絶賛発酵中)にチーズ、ペペローニなどが並んでいるのだ。なんだか面白いのでそのまま買って友人宅でピザパーティー。日本のスーパーではあまり発酵中のピザ生地を見ることは少ないような気がするけれど、友人曰くトロントではよくあることらしい。
日本より手作りのハードルはそれほど高くはないけれど、それでもやはり気軽なのは外食だ。トロントにはチェーンのピザ屋さんも個人のピザ屋さんもたくさんある。ピザが売っていないフードコートなんて見たことがない。グーグルマップでピザを検索するとこんなにお店が出てくる。
チェーン店といえばPizza Pizzaだが、食べる度に値段と品質は一致するのだと思い知らされる。日本と同様にドミノピザもあるけれど、ドミノの配達員が配達途中でお客さんのピザの具を食べてしまったというニュースなどを見てしまうとなかなか積極的に頼もうとは思えないでいる。
そんな中、最近の私のお気に入りはBlaze Pizzaというピザ屋さんである。ここはサンドウィッチのサブウェイのような方式でピザを作ってくれるお店だ。ベースのピザを選んだら目の前にあるトッピングの種類と量が選べる。何を頼むのかにもよるけれど、トッピング乗せ放題もできる。思わず具沢山にしてしまわないように気を付ける。具をのせすぎると全部食べ切れなくなるからだ。トッピングが終わったら大きな窯の中へ。中は相当高温なのかすぐに焼きあがる。この間はピザ1枚を食べ切るのは難しいと思いピザとサラダのハーフでちょうど良い量になった。
食文化が違うので日本でピザ種が売っていてもそれほど売れない気がするけれど、トロントでは普通に売れているようだ。購入したピザより経済的で栄養もあり美味しくできる可能性を秘めているピザ種。ピザ好きカナダ人の需要に添って商品は仕入れ陳列されているのだと改めて感じた出来事だった。