今年の秋にメディア系プログラムを専攻している友人の課題のお手伝いをする機会があった。友人の課題は「夕日をバックに人物を写真に撮ること」。カナダに来てから大幅体重増加中の私なのでかなり複雑な心境だったけど、モデル探しが大変な様子だったので、モデルを引き受けることにした。
モデルは1日の予定だったけど、結果的に3日撮影した。
1回目:曇りで夕日が綺麗に見られず
2回目:夕日は綺麗だったが、場所の問題で良い写真が撮れず
3回目:ついに成功!
課題には提出期限があるし、生徒もモデルも授業があるし、プライベイトもあるし、バイトもあるし、晴れていても夕日が綺麗に見られないと撮影できないし…大変そうな課題だった。しかも夕日を撮ることができる時間はかなり限られている。状況に応じてカメラの設定を変更していかなければいけない。
友人がカメラと格闘しているのを前に、何もできない私はがんばれ、と心の中で応援することしかできなかった。
正直に言うと、この時の私は普段より忙しかったのだけど、一度依頼を受けたのに途中でお断りするのも申し訳ないし、なにより彼女が必死に写真を撮っているのを応援したかったし、彼女が満足する写真が撮れるのを見届けたかったのだった。
彼女はちょっとおっちょこちょいだけど、いつも一生懸命だ。カメラを操作している時には真剣さが伝わってくる。
彼女がみんなから好かれている理由が分かった気がした。
私はと言うと表情の注文に答えることができず、もどかしい思いをした。学生時代にしていたバイトで「笑顔の作り方」という研修を受けたので、笑顔をつくる時に顔のどこの筋肉をどのように動かしたらよいかは理解しているので、カメラを前に意図的に笑顔をつくることはできる。でも「カメラを睨みつける感じで!」というリクエストに対して、どこの筋肉を動かせばよいのかわからず、リクエストに答えることができなかった。こんなことだったら撮影の前に表情別の顔の筋肉の使い方について調べて練習をしておくのだった、と少し後悔した。
撮影後は表情を保つために筋肉を使ったせいで、顔が筋肉痛になった。少しは小顔になっただろうか。
3日目に撮った写真(ポーズ指導:Ruiちゃん笑)
Ruiちゃん夕焼けと格闘中
Ruiちゃん おつかれさま♡