正直に言えば、アメリカのトランプ大統領は好きじゃない。でもせっかくNYに来たのだから、トランプタワーは見ておきたかった。そんな風に思うのは私だけではなかったようで、外にはちらほらと写真を撮っている観光客がいた。
外観のみの見学の予定だったが、中にも入れるようだったので入る。入口にはちょっとしたセキュリティーチェック。でも鞄のチェックのみなので、やり方によっては危険物の持ち込みもできてしまう雰囲気。いいのだろうかこんなに適当で…。
内装はきんきらきん。掃除するのが大変そうだなと思ってしまうのは私が庶民だからに違いない。
エントランス横には大統領選の品が並んでいて、私を含む観光客の写真撮影スポットになっていた。
2階にはスタバ。地下にはレストランとカフェ。どこも「トランプ」の名前が書いてあって自己主張が激しくうんざりする。ビルの名前も自分の名前だし、自分が大好きなことがいたるところで見て取れる。
地下にはお土産屋さんも。そこでは大統領選の時に作ったとみられるトランプが売っていた。なんともユーモアがあって面白い。売り物だから写真に撮ったら怒られるだろうなと思ったのだけど、意外と許可してくれた。(買わないのか、買ったら写真撮り放題だぞ、としつこく言われたけれど…)ヒラリーがジョーカーだったり、当時のオバマ大統領、プーチン、習近平のカードも。。。コメントが興味深い。
トランプの他にも色々な商品が並んでいて、トランプが商売人ということが影響しているのかしていないのかはわからないけれど、アメリカの大統領選は、日本の選挙とは全然違うのだと実感する。国民が直接国の代表を選べるという制度は投票意欲を後押しする気がした。
私たち日本人は国民の代表である首相を直接選ぶことはできないけれど、これから来る衆議院選挙にちゃんと向き合っていかなければいけないな、と思うのだった。