バレンタインと友チョコ

去年、カナダのバレンタインは男性から女性に向けてのイベントだとイラン系カナダ人が教えてくれた。だから私はバレンタインだからといって、何かを用意するということはしなかった。

しかし、当日クラスメイト(女子)がお菓子の詰め合わせをくれた。あれ、おかしいな…と思いながら、聞いてみた。カナダでは男性から女性に向けたイベントだって聞いたけど?と。彼女は言った、「まぁ、そんなことは気にせず渡したければ渡せばいいのよー、カナダにはホワイトデーがないから何かもらってもお返しできないしね」と。

彼女にホワイトデーの知識があることに少し驚きつつ(カナダにはない)、納得したのであった。

日本では、女性→男性だから女性→女性であってもあまり違和感がなかったのだけど、男性→女性のところで女性→女性というのはなんだか面白い。

 

バレンタインは愛を確かめ合うイベントだから、本質的には友達同士の愛を確かめ合っても良いのだと思う。(私にお菓子をくれた彼女はそんなに深く考えていないだろうが。)そしてそもそも良いとか良くないということなんてなくて、自分がどうしたいのか、ということが大切で、それをしたことで周りを幸せにできるのであれば、実行して良いのだ。世の中に「こうあるべき」とか「こうしなくちゃいけない」ということは実はそんなにないのだと思う。

 

※写真は彼女からもらったお菓子の詰め合わせ。「I don’t wanna be Obama self this valentines day」というカードが入っていて、何かのジョークなのだということはすぐにわかったのだけど意味がわからず、野暮だと思いつつも、このジョークの解説をしてもらった。「I don’t wanna be on by myself this valentine’s day」のことらしい。なるほど。発音に掛けているのね、と納得。

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